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「数字は遥か上だ」“宿敵”ゲレーロJr.はジャッジのMVPを推す!「オオタニなら、またかすめ取られる」と持論

THE DIGEST編集部

2022.09.16

昨季に大谷とMVPを争ったゲレーロJr.。それだけに今年のレースにも思うところはあるようだ。(C)Getty Images

 巷を賑わせているア・リーグのMVP争い。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の一騎打ちの様相を呈しているレースには、さまざまな意見が識者や記者、そしてファンから連日のように寄せられている。

 あらゆる声が飛び交うなかで、あらためてジャッジを推したのは、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)だ。昨季に打撃三冠王に迫る猛烈な快進撃を見せた23歳はMVP候補に挙げられたが、最終的投票ではなんとゼロ票。満票で大谷にタイトルを奪われていた。

 そうした過去もあってなのか――。ゲレーロJr.は、母国ドミニカのメディア『Z101 Digital』のエクトル・ゴメス記者の取材で、「もしも、オオタニがMVPに選ばれたら、それは凄いことだ」と前置きし、今年のMVP争いに持論を語った。
 
「ただ、オオタニが今年も選ばれるのなら、それはMVPがふたたびかすめ取られることを意味する。正直なところジャッジの数字はオオタニの遥か上を行っている。たしかにオオタニは素晴らしい選手だよ。本当に。でも、今年のMVPは個人的にはジャッジだ」

 ア・リーグ東地区でしのぎを削り合うライバルを推したゲレーロJr.。彼が言う数字はたしかにジャッジが大谷を上回っている。今季にヤンキースの右打者では史上最多の57本塁打を放っている"怪物"は、昨今のMVPを選出する際の重要な指標となっているWARでも9.1を記録。大谷のそれ(8.1)を凌駕している。

 はたして、ゲレーロJr.の言う通りに、"数字"で上を行くジャッジがMVPを手にするのか。興味深いレースの行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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