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MLB

圧倒的“打撃スタッツ”でジャッジのMVP論強まる! 防御率「0.00」と指摘する人に「なぜわざわざ騒ぎを起こすの?」と異論

THE DIGEST編集部

2022.09.16

アメリカン・リーグMVPを争うジャッジ(左)と大谷(右)。(C)Getty Images

アメリカン・リーグMVPを争うジャッジ(左)と大谷(右)。(C)Getty Images

 アメリカン・リーグMVPは、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が、一部では優勢と見られている。

 レギュラーシーズン残り19試合として、すでに57本塁打を量産するヤンキース主砲は、ロジャー・マリス氏が保持するア・リーグのシーズン最多本塁打記録(61本)まであと「4」と迫っている。例年であれば、歴史的偉業を成し遂げようとする彼がMVPとするのに異論はないだろう。

 だが、そこに待ったをかけるのは、昨季に同賞を手にした大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今シーズンも“二刀流”としてフィールドを駆け回り、投げては24試合に登板し、12勝8敗、防御率2.55、188奪三振(AL8位)を記録。打っては34本塁打(AL3位)、88打点(AL5位タイ)、OPS.889(AL4位)と“野球の神様”ベーブ・ルースを超える活躍を見せている。

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 両雄を巡るMVP論争は次第に熱しており、連日のように各メディアに取り上げられている。そんななか、現地時間14日のボストン・レッドソックス戦の中継で、ジャッジの成績が以下のようにテロップで載せられた。
 
ホームラン 57本 1位
打点    123  1位
得点    226  1位
WAR     9.0   1位
出塁率    .414  1位
長打率    .692  1位
OPS+     209  1位
塁打    352  1位
長打     80   1位

 この圧倒的なスタッツに目を引いたメディアも多い。米野球データサイト『Codify Baseball』は、ジャッジ派の意見を取り上げたうえで、「『アーロン・ジャッジは防御率0.00だ』と、なぜわざわざ馬鹿げた騒ぎを起こすの?これを示すだけで十分なのでは」と指摘した。

 また、米紙『New York Post』のコラムニストであるジョン・ヘイマン記者は、「ここでは満場一致でMVPだ。そして今年のアメリカン・リーグMVPも、こうあるべきだ」と意見を述べている。

 間もなくレギュラーシーズンが終了するMLB。攻撃面だけを見れば、ジャッジが圧倒的なのは間違いないが、最終的にどのような終わりを見せるだろうか…。

構成●THE DIGEST編集部

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