メジャーリーグもシーズンが佳境を迎えている。あらゆる"争い"が激しさを増しているなかで、ア・リーグMVPは混沌としてきている。
目下、トップを争うのはアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。互いにシーズン終盤に入ってもパフォーマンスは衰えるどころか、凄みを増してきている。
ジャッジはロジャー・マリスのア・リーグ年間本塁打記録(1961年の61本)超えを射程圏に捉える57本塁打をマーク。一方で大谷はメジャー史上初となる「シーズン30本塁打+2桁勝利」を達成。昨季に続いて二刀流で存在感を強めている。
そんな両雄の活躍を受け、識者やファンの間でも意見が二分。どちらを推す声も連日のようにSNSやメディアを賑わせている。そうしたなかで、ある識者の投稿が波紋を広げている。"声"の主は、米放送局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏だ。
稀代の「大谷マニア」として知られるバーランダー氏は、「歴史を作り続けている」とジャッジの実力を認めつつ、当然ながら二刀流で異彩を放つ大谷を支持してきた。だが、現地時間9月15日に、次のようにつぶやいたのだ。
「僕は今回のア・リーグMVPレースの議論に関してヤンキースファンの半分とは仲良くなれそうだが、同時に多くの人に嫌われている。でも、思ってもいなかった人たちと友だちになれることもある。それは好ましい」
現時点でジャッジ優勢の声は根強い。そのなかで、バーランダー氏は現役時代に二刀流を断念した実体験から、一貫して大谷の持つ魅力を伝えてきた。そんな彼のもとには、いわゆる"アンチ"から心無い言葉が送られているようだ。実際、15日の投稿にも「うざったい野郎だ」「黙ってろ!」「偽善者だ」という言葉が書き込まれた。
歴史的に見てもハイレベルな争いであるのは間違いない。それだけに論争が激化するのは、致し方ないのかもしれない。だが、誰かを心無い言葉で攻撃していい訳ではないはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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目下、トップを争うのはアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。互いにシーズン終盤に入ってもパフォーマンスは衰えるどころか、凄みを増してきている。
ジャッジはロジャー・マリスのア・リーグ年間本塁打記録(1961年の61本)超えを射程圏に捉える57本塁打をマーク。一方で大谷はメジャー史上初となる「シーズン30本塁打+2桁勝利」を達成。昨季に続いて二刀流で存在感を強めている。
そんな両雄の活躍を受け、識者やファンの間でも意見が二分。どちらを推す声も連日のようにSNSやメディアを賑わせている。そうしたなかで、ある識者の投稿が波紋を広げている。"声"の主は、米放送局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏だ。
稀代の「大谷マニア」として知られるバーランダー氏は、「歴史を作り続けている」とジャッジの実力を認めつつ、当然ながら二刀流で異彩を放つ大谷を支持してきた。だが、現地時間9月15日に、次のようにつぶやいたのだ。
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現時点でジャッジ優勢の声は根強い。そのなかで、バーランダー氏は現役時代に二刀流を断念した実体験から、一貫して大谷の持つ魅力を伝えてきた。そんな彼のもとには、いわゆる"アンチ"から心無い言葉が送られているようだ。実際、15日の投稿にも「うざったい野郎だ」「黙ってろ!」「偽善者だ」という言葉が書き込まれた。
歴史的に見てもハイレベルな争いであるのは間違いない。それだけに論争が激化するのは、致し方ないのかもしれない。だが、誰かを心無い言葉で攻撃していい訳ではないはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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