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あと数センチで本塁打。大谷翔平が“二刀流の真価”を発揮した二塁打は全30中26球場でスタンドイン「ほぼホームランだった」

THE DIGEST編集部

2022.09.18

いきなり二刀流としての本領を見せつけた大谷。(C)Getty Images

いきなり二刀流としての本領を見せつけた大谷。(C)Getty Images

 わずかに本塁打とはいかなかったが、会心の一打だった。

 現地時間9月17日、本拠地で行なわれているシアトル・マリナーズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「3番・DH兼投手」で先発登板。初回の第1打席に、いきなりタイムリーツーベースを放った。

 今季26度目の先発マウンドに立った大谷は、初回にマリナーズ打線を2三振を含む三者凡退とねじ伏せる。すると、その裏の第1打席に特大のヒットを見せつけた。

 1死一塁で、マイク・トラウトを走者として迎えた打席。相手の先発右腕ジョージ・カービーと対峙した大谷は、研ぎ澄まされていた。マリナーズが誇る逸材ルーキーが投じた初球、外角高めの96.1マイル(約154.6キロ)の4シームを鮮やかにレフト方向へ弾き返したのだ。
 
 本人が確信めいて見送った打球はぐんぐんと飛距離を伸ばした。誰もが「これはフェンスを越える」と期待した。だが、やや詰まったせいか、フェンス上部に直撃。惜しくも本塁打にはならなかったが、一塁走者のトラウトが激走して一気に生還。背番号17は今季89打点目を記録するとともに、「投手・大谷」を自援護する値千金の一打となった。

 スタットキャストによれば、メジャーリーグの30球場中26球場で本塁打とされた猛打で二刀流の真価を発揮した大谷。そんな偉才の活躍ぶりに現地記者たちも驚きを隠さない。米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は「ほぼホームランの当たりだ」と絶賛。さらに「ピッチングニンジャ」の名前で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も「ショウヘイ・オオタニ。ピッチャーの中の王だ」と目を丸くした。

 なお、投打で上々の立ち上がりを見せた大谷は、2回も無失点で切り抜けている。

構成●THE DIGEST編集部

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