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大谷翔平が“自己最長”の15試合連続安打を記録! 疲れ知らずの奮闘に米記者も感嘆「昨日ノーヒッター未遂をしていたんだ」

THE DIGEST編集部

2022.10.01

投手として異彩を放った翌日に、大谷は好調ぶりを見せつけた。(C)Getty Images

投手として異彩を放った翌日に、大谷は好調ぶりを見せつけた。(C)Getty Images

 疲れ知らずの活躍だった。

 現地時間9月30日に本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が「3番・指名打者」で先発出場。4打数2安打と活躍を見せ、4対1での勝利に貢献した。

 前日に「リアル二刀流」でマウンドに上がり、8回2死までノーヒットノーランを続ける快投を見せていた大谷。もはや当たり前のようになっているが、先発登板の翌日ながら背番号17は疲れを見せずにスタメン入り。そして、初回の第1打席にいきなり見せ場を作る。

 2死無塁の局面で相手先発右腕のグレン・オットーと対峙した大谷は、カウント1-2から内角低めに食い込んできたナックルカーブをジャストミート。痛烈な打球はシフトを敷いていた一、二塁間を破って、ライト前ヒットとなった。

 メジャーキャリアで自己最長となる連続安打試合数を「15」とした大谷。自身のプロキャリアで見ても、日本ハム時代の2016年にマークした自己最長記録に「2」と迫る一打だ。これには登板翌日ということもあって、AP通信のグレッグ・ビーチャム記者が「あぁ、そうだ。彼は昨日ノーヒットノーラン未遂をしていたんだった」と自身のツイッターに記したように、現地でも驚きの声が上がった。
 
 主砲のヒットで勢いに乗ったエンジェルスは、初回こそ無得点に終わったものの、2回にジョー・アデルのソロ本塁打で先制に成功。さらに3回にルイス・レンヒーフォのソロ本塁打で加点する。さらに先発のリード・デトマーズが1点差とされたなかで迎えた5回には、テイラー・ウォードのタイムリーで突き放し、着実に勝利へと進んだ。

 大谷は3回の第2打席はセンターフライ、5回の第3打席は空振り三振といずれも凡退。接戦のなかでオットーの巧みな攻めにやや手を焼いた。

 7回には過去12打数1安打5三振と苦戦を強いられてきたテイラー・ハーンと対峙した大谷。ここも“難敵”の直球勝負に苦しめられたが、背番号17は7球目に投じられた外角への4シームを何とかバットに当てる。打球はボテボテのサードゴロとなったのだが、相手守備陣がシフトを敷いていたために、幸運な形での内野安打となった。これで2試合連続のマルチヒットとなった。

 8回に1点を加点したエンジェルスは、継投策も見事にハマって、逃げ切りに成功。5連勝として、レギュラーシーズンの終盤に入ってからの好調を維持した。

構成●THE DIGEST編集部

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