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「アイ・ラブ・ユウ!」DSでダルビッシュ有と投げ合うド軍カーショウが称賛を寄せる「彼は何でも出来る能力の持ち主」

THE DIGEST編集部

2022.10.12

ダルビッシュ(左)とカーショウ(右)。一緒に練習したこともある二人はDS第2戦に先発登板する。(C)Getty Images

ダルビッシュ(左)とカーショウ(右)。一緒に練習したこともある二人はDS第2戦に先発登板する。(C)Getty Images

 現地時間10月11日(日本時間12日)より、いよいよメジャー・リーグの地区シリーズが開幕する。ナ・リーグ西地区2位でプレーオフに進出したサンディエゴ・パドレスは、同リーグ東地区2位ニューヨーク・メッツとのワイルドカードシリーズを2勝1敗で制し、地区シリーズに進出。次なる相手はナ・リーグ西地区優勝のロサンゼルス・ドジャースと対戦する。

 ドジャースは今季レギュラーシーズン111勝を挙げた最強軍団で、パドレスはドジャースに対して2011年以来73勝144敗で、今シーズンは5勝14敗と近年では苦手にしている球団だ。

 古巣との対戦となったパドレスのダルビッシュ有は、12日の地区シリーズ第2戦に先発登板を予定している。ダルビッシュと投げ合うのは、クレイトン・カーショウ。サイ・ヤング賞を3度受賞し、メジャー通算197勝をマークする実力左腕。今シーズンは12勝(3敗)、防御率2.28、奪三振137の安定した成績を残している。

 大一番を前に、パドレスの現地メディアは日増しに熱を帯びている。地元ラジオ局『XTRA1360』でスポーツ担当を務めるマーティ・カスウェル氏は、カーショウのインタビュー映像を公開。その中で、ダルビッシュについて言及している。

 カスウェル氏は「ユウ・ダルビッシュはサンディエゴに移籍して『(カーショウは)もう電話に出てくれない』と嘆いていた」と冗談めかして言うと、「あははは(笑)。アイ・ラブ・ユウ!素晴らしいチームメイトで、彼との時間を楽しんだよ」と笑ったカーショウ。また、オフにダルビッシュと一緒にトレーニングしたことにも触れ「電話は無視していないよ。お互い対戦する機会が沢山あって、お互いに勝ちたいと思っているよ」と、ダルビッシュとのエピソードを交えて語った。
 今季のダルビッシュは30試合に先発し、メジャー自己最多タイの16勝(チームトップ)を挙げ、投球回194.2、防御率3.10、奪三振197、WHIP0.95と素晴らしい成績を残した。そんな愛する友人のダルビッシュについて、カーショウは警戒を強める。

「ダルビッシュのピッチングを尊敬している。今年は完成度が高いと思うし、彼は何でも出来る能力の持ち主だよ。彼が登板しているときに、打つことは難しいね」と、今季ナ・リーグ最多25QS(6イニング以上投げて自責点3以下)を記録した右腕を称賛した。

 ただし最後は「今年はよく戦っていると思うけど、試合はどうなるか分からないよ」と、サイ・ヤング賞投手のプライドをのぞかせた。

 はたしてパドレスは、地区シリーズ第1戦を制してダルビッシュにバトンを渡すことができるのだろうか。熱戦の火ぶたが、いよいよ切られる。

構成●THE DIGEST編集部

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