専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

圧巻投球のダルビッシュ有に敵将は「絶好調」と脱帽!一方、女房役ノラは「ベストな状態ではなかった」と告白

THE DIGEST編集部

2022.10.08

7回無失点投球を披露したダルビッシュ。(C)Getty Images

7回無失点投球を披露したダルビッシュ。(C)Getty Images

 現地時間10月7日、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)は、ワイルドカード・シリーズ初戦に先発登板。ニューヨーク・メッツを相手に7回を投げ、被安打6、1失点、4奪三振を記録。仲間の援護もあり、パドレスは7対1で白星を飾り、地区シリーズ進出に王手をかけた。

【動画】何が来るか分からない! ダルビッシュの“ブレなし”投球フォームが話題

 相手先発で、メジャー屈指右腕マックス・シャーザーとの投げ合いが当初予想されるなか、打線は初回に2点を先制。この仲間の奮起にダルビッシュも応えた。1回裏に1死一、三塁のピンチを招いたが、その後は三振、右飛に仕留め、無失点で切り抜けた。

 2回も苦しい投球は続いた。先頭打者に中安打を許すと、再び二塁に走られた。その後、三塁へも盗塁を許し、1死三塁と再びピンチに。だが、そこから空振り三振、中飛で相手に得点を与えずに凌いだ。5回には被弾で1失点を喫したダルビッシュだが、その後は落ち着いて投げた。7回マーク・カナにはファウルで粘られた場面もあったが、12球目を遊飛に打ち取るなど、強さを示した。
 
 試合後、敵将バック・ショーウォルターは、「ダルビッシュが挑戦してくるのは分かっていた。実際その通りだった。(序盤の特典チャンス)いつもなら我々も応えるけど、ダルビッシュは簡単に打たせてくれなかった」と振り返ったと地元紙『Sandiego Union Tribun』は伝え、「ダルビッシュはそれだけ絶好調ともいえる」と称えた。

 一方、チームを勝利に導いたダルビッシュをリードしていた捕手オースティン・ノラは違う見方をする。「いや、彼はベストな状態ではなかった」と否定し、「彼は粘った。特に7回のマーク・カナの打席は、気迫とガッツで乗り切った。四球を出さず、ひたすら打たせて取るピッチングをしただけだ」とコメントしたうえで、女房役として彼の凄さをこう評した。

「彼が投げる回転とすべての球種は、ゾーンに来ても打者は合わせるのが非常に難しいんだ」

 今季レギュラーシーズンも安定していた36歳は、16勝8敗、防御率3.10、197奪三振をマークしてきた。そんなキャリアベストともいうべき1年を送ってきた彼のポストシーズンでの戦いに、引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「チームの成功を考慮すべき」元MVP戦士たちはジャッジ推し? カーショウらが大谷翔平を選ばないワケ「最高の選手とは違う」

【関連記事】大谷翔平の“W規定到達”で蘇るイチローの言葉。天才の「予言」を超えた究極の存在へ<SLUGGER>

【関連記事】「今年はジャッジだ」と断言! 敏腕GMが白熱のMVP争いで大谷翔平を「ほとんど失格」とする理由は?
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号