現地時間10月11日(日本時間12日)より、いよいよメジャー・リーグの地区シリーズが開幕する。ナ・リーグ西地区2位でプレーオフに進出したサンディエゴ・パドレスは、同リーグ東地区2位ニューヨーク・メッツとのワイルドカードシリーズを2勝1敗で制し、地区シリーズに進出。次なる相手はナ・リーグ西地区優勝のロサンゼルス・ドジャースと対戦する。
ドジャースは今季レギュラーシーズン111勝を挙げた最強軍団で、パドレスはドジャースに対して2011年以来73勝144敗で、今シーズンは5勝14敗と近年では苦手にしている球団だ。
古巣との対戦となったパドレスのダルビッシュ有は、12日の地区シリーズ第2戦に先発登板を予定している。ダルビッシュと投げ合うのは、クレイトン・カーショウ。サイ・ヤング賞を3度受賞し、メジャー通算197勝をマークする実力左腕。今シーズンは12勝(3敗)、防御率2.28、奪三振137の安定した成績を残している。
大一番を前に、パドレスの現地メディアは日増しに熱を帯びている。地元ラジオ局『XTRA1360』でスポーツ担当を務めるマーティ・カスウェル氏は、カーショウのインタビュー映像を公開。その中で、ダルビッシュについて言及している。
カスウェル氏は「ユウ・ダルビッシュはサンディエゴに移籍して『(カーショウは)もう電話に出てくれない』と嘆いていた」と冗談めかして言うと、「あははは(笑)。アイ・ラブ・ユウ!素晴らしいチームメイトで、彼との時間を楽しんだよ」と笑ったカーショウ。また、オフにダルビッシュと一緒にトレーニングしたことにも触れ「電話は無視していないよ。お互い対戦する機会が沢山あって、お互いに勝ちたいと思っているよ」と、ダルビッシュとのエピソードを交えて語った。 今季のダルビッシュは30試合に先発し、メジャー自己最多タイの16勝(チームトップ)を挙げ、投球回194.2、防御率3.10、奪三振197、WHIP0.95と素晴らしい成績を残した。そんな愛する友人のダルビッシュについて、カーショウは警戒を強める。
「ダルビッシュのピッチングを尊敬している。今年は完成度が高いと思うし、彼は何でも出来る能力の持ち主だよ。彼が登板しているときに、打つことは難しいね」と、今季ナ・リーグ最多25QS(6イニング以上投げて自責点3以下)を記録した右腕を称賛した。
ただし最後は「今年はよく戦っていると思うけど、試合はどうなるか分からないよ」と、サイ・ヤング賞投手のプライドをのぞかせた。
はたしてパドレスは、地区シリーズ第1戦を制してダルビッシュにバトンを渡すことができるのだろうか。熱戦の火ぶたが、いよいよ切られる。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】ダルビッシュ有との契約延長へパドレスが前向きと現地報道「契約が成立するかどうか見ておいて損はない」と見解
【関連記事】圧巻投球のダルビッシュ有に敵将は「絶好調」と脱帽!一方、女房役ノラは「ベストな状態ではなかった」と告白
【関連記事】「マウンドに立つ芸術家だ」現役MLBスターも驚嘆したダルビッシュ有の101球。大一番で見せつけた“安定感”
ドジャースは今季レギュラーシーズン111勝を挙げた最強軍団で、パドレスはドジャースに対して2011年以来73勝144敗で、今シーズンは5勝14敗と近年では苦手にしている球団だ。
古巣との対戦となったパドレスのダルビッシュ有は、12日の地区シリーズ第2戦に先発登板を予定している。ダルビッシュと投げ合うのは、クレイトン・カーショウ。サイ・ヤング賞を3度受賞し、メジャー通算197勝をマークする実力左腕。今シーズンは12勝(3敗)、防御率2.28、奪三振137の安定した成績を残している。
大一番を前に、パドレスの現地メディアは日増しに熱を帯びている。地元ラジオ局『XTRA1360』でスポーツ担当を務めるマーティ・カスウェル氏は、カーショウのインタビュー映像を公開。その中で、ダルビッシュについて言及している。
カスウェル氏は「ユウ・ダルビッシュはサンディエゴに移籍して『(カーショウは)もう電話に出てくれない』と嘆いていた」と冗談めかして言うと、「あははは(笑)。アイ・ラブ・ユウ!素晴らしいチームメイトで、彼との時間を楽しんだよ」と笑ったカーショウ。また、オフにダルビッシュと一緒にトレーニングしたことにも触れ「電話は無視していないよ。お互い対戦する機会が沢山あって、お互いに勝ちたいと思っているよ」と、ダルビッシュとのエピソードを交えて語った。 今季のダルビッシュは30試合に先発し、メジャー自己最多タイの16勝(チームトップ)を挙げ、投球回194.2、防御率3.10、奪三振197、WHIP0.95と素晴らしい成績を残した。そんな愛する友人のダルビッシュについて、カーショウは警戒を強める。
「ダルビッシュのピッチングを尊敬している。今年は完成度が高いと思うし、彼は何でも出来る能力の持ち主だよ。彼が登板しているときに、打つことは難しいね」と、今季ナ・リーグ最多25QS(6イニング以上投げて自責点3以下)を記録した右腕を称賛した。
ただし最後は「今年はよく戦っていると思うけど、試合はどうなるか分からないよ」と、サイ・ヤング賞投手のプライドをのぞかせた。
はたしてパドレスは、地区シリーズ第1戦を制してダルビッシュにバトンを渡すことができるのだろうか。熱戦の火ぶたが、いよいよ切られる。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】ダルビッシュ有との契約延長へパドレスが前向きと現地報道「契約が成立するかどうか見ておいて損はない」と見解
【関連記事】圧巻投球のダルビッシュ有に敵将は「絶好調」と脱帽!一方、女房役ノラは「ベストな状態ではなかった」と告白
【関連記事】「マウンドに立つ芸術家だ」現役MLBスターも驚嘆したダルビッシュ有の101球。大一番で見せつけた“安定感”