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阪神退団濃厚の助っ人に韓国メディアが熱視線! 「日本で凄まじい失敗を経験した」ロハスJr.は古巣からも辛辣見解!?

THE DIGEST編集部

2022.10.16

波が激しく、パフォーマンスが安定しなかったロハスJr.。その動向は古巣も注視しているようだ。(C)THE DIGEST

 10月14日に行なわれたセ・リーグのクライマックスシリーズのファイナルステージ第3戦で、ヤクルトに3対6と逆転負けを喫した阪神。開幕9連敗から始まった2022年シーズンが終わりを迎えるとともに、4年に及んだ矢野燿大政権も終幕した。

 惜しくもタイトルを手にできなかった阪神は、15日に岡田彰布新監督就任を公表。17年ぶりのリーグ優勝を狙うべく、早くも再建に舵を切っている。14日にはラウル・アルカンタラ、ジョー・ガンケル、アーロン・ウィルカーソン、ジェフリー・マルテ、メル・ロハスJr.、アデルリン・ロドリゲスと来季契約を結ばない方針であると報じられた。助っ人外国人の刷新は新チームを作るうえでの常とう手段ではあるが、シーズン後半に中継ぎで貴重な活躍を見せたカイル・ケラーを除く6人の放出は話題となった。

 そうしたなかで、海外から熱視線を注がれているのが、ロハスJr.とアルカンタラだ。前者はKBOリーグ二冠王&MVP、後者は20勝右腕という実績を引っ下げ、2年前に韓国球界からやってきた両雄だったが、阪神では鳴かず飛ばずに終わった。とりわけロハスJr.は推定年俸2億6000万円という高額契約もあって、不安定なパフォーマンスに終始した2年間への失望は小さくない。

 そんな両助っ人の阪神退団をいち早く伝えたのが、韓国メディア『MK Sports』だ。ともにKBOリーグの古巣復帰の可能性があるとしながらも、アルカンタラは斗山ベアーズに「歓迎されている」、ロハスJr.はKTウィズから「ややシビアな反応を示されている」という。
 
 同メディアは、斗山関係者が代理人を通じて「常に接触してきた」と紹介。そのうえで「阪神と決別したらアプローチを本格させていくだろう」とアルカンタラの韓国球界復帰が秒読み段階にあると指摘した。一方で、「日本で凄まじい失敗を経験した」ロハスJr.の動向には、手厳しい見解を示している。

「今年も8月に輝いただけで、ほとんどの時間で苦戦を強いられた。出塁率も.322と低く、長打率も.410と印象的ではなかった。OPSはわずかに.732だ。そのためか、KTは慎重だ。接触はするかもしれないが、積極的ではない。チーム関係者も『ほかにアプローチをかけてきた外国人選手もいる。ロハスでなければいけないという雰囲気はない』としている」

 日本では辛酸をなめた両助っ人が、この先どのようにキャリアを重ねるのか。興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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