プロ野球の日本シリーズ第５戦、オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズの一戦は10月27日、京セラドーム大阪で行なわれ、オリックスが６対４で勝利を収め、通算成績を２勝１分け２敗のタイに戻した。

　試合は初回にヤクルトがオリックス先発の田嶋大樹を攻め立て、ポストシーズン絶好調の５番オスナのタイムリーで先制。さらに２回にはサンタナに一発が飛び出し、２対０とリードする。
  　しかしオリックスは４回に下位打線が爆発。ヤクルト先発の山下輝に対し、８番・紅林弘太郎、９番・若月健矢の連続タイムリーで同点に追いつくと、続く５回には４番の吉田正尚に今シリーズ１号となる本塁打が生まれ、逆転に成功。３対２とオリックスがリードする。

　だがヤクルトもすぐさま反撃。６回表、オリックス３番手の近藤大亮に対し、中村悠平がレフト線への二塁打で出塁すると、９番・長岡秀樹のタイムリーで再び同点に。さらに２死一、二塁から40歳のベテラン青木宣親がライト線へタイムリー二塁打。ヤクルトが４対３と勝ち越しに成功する。

　終盤は互いにランナーを出しながらも後続のリリーバーが粘り強くしのいでいく。７回表のヤクルトの攻撃では、オリックス４番手の阿部翔太が村上宗隆に四球、キブレハンに二塁打を許し、１死二、三塁のピンチを迎えたが、中村悠平を遊ゴロ、サンタナを三振に斬って取った。

　試合は最終回、ヤクルトは４番手のマクガフが先頭打者を四球で出塁させてしまうと、１死二塁から西野真弘の打球はピッチャーゴロに。しかしマクガフの悪送球で二塁ランナーが生還し、試合は振り出しに戻された。そして、オリックスは４番の吉田がライトスタンドの５階席へ超特大のサヨナラ２ラン本塁打。６対４でオリックスがサヨナラ勝ちを収めた。通算成績を２勝１分け２敗とした。

　日本シリーズ第６戦は、10月29日（土）、舞台を神宮球場に移して行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】FA“超目玉”の楽天・田中将大を獲得すべき球団はここだ！ ローテーション、資金力、熱意の３点から識者が徹底解説

【関連記事】FA“超目玉”の西武・森友哉を獲得すべき球団はここだ！ ポジション、攻撃力、資金および熱意の３点から識者が徹底解説

【関連記事】FA“超目玉”の楽天・浅村栄斗を獲得すべき球団はここだ！ポジション、攻撃力、資金および熱意の３点から識者が徹底解説