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MLB

エ軍が“獲得すべき新戦力”に千賀滉大! 米記者が大谷翔平とのローテ実現を推挙「常にリスクはあるが大当たりになる」

THE DIGEST編集部

2022.11.05

千賀(左)と大谷(右)。この両投手がエンジェルスで戦うとなれば、大きな話題となりそうだ。(C)THE DIGEST、(C)Getty Images

千賀(左)と大谷(右)。この両投手がエンジェルスで戦うとなれば、大きな話題となりそうだ。(C)THE DIGEST、(C)Getty Images

 ワールドシリーズの熱戦が続くメジャーリーグ。現地時間11月3日の第5戦では、ヒューストン・アストロズがフィラデルフィア・フィリーズを3対2で撃破して2017年以来となる“世界制覇”に王手をかけた。

 この激闘が繰り広げられているワールドシリーズが終われば、各球団の“マネーゲーム”が展開されるストーブリーグが幕を開ける。そのなかで日本人にとっても気になるのは、今季のレギュラーシーズンで73勝89敗と負け越したロサンゼル・エンジェルスの動向だ。

 今年8月にアート・モレノオーナーが球団売却を公表したエンジェルスは、「いったい誰が次期オーナーになるのか」「大谷翔平のトレードはないのか」などいくつかの不安を抱えたままオフシーズンを迎えた。レギュラーシーズン終了直前の10月1日に大幅昇給となる1年3000万ドル(約43億4000万円)の契約を締結して年俸調停を回避した大谷だが、依然としてその去就に対する様々な噂は絶えない。仮に来季は残ったとしても、「勝ちたいという気持ちが強い」と語る偉才の理想に叶うチームを“新体制”が築かなければ、契約満了を迎える来オフの退団は逃れられないだろう。

 そうした状況下で、エンジェルス専門メディア『Hallo Hangout』のザカリー・ロットマン記者は今オフにエンジェルスが狙うべきフリーエージェント(FA)のターゲットTOP10を発表した。
 
 いずれもチームに小さくない影響をもたらす大物が列挙された。そのなかで堂々の5位でリストアップされたのが、ソフトバンクから海外FA権を行使して、メジャーリーグ移籍を狙う千賀滉大だ。

 今季にNPBで11勝(6敗)をあげて7年連続2桁勝利を達成した29歳は、2017年に最高勝率、2020年に最多勝利と最優秀防御率、2019年と2020年には最多奪三振のタイトルを獲得。いまや世界に注目される剛腕である。

 日本で声価を高めた千賀について、ロットマン記者は「3桁(100マイル)に達するほどの速球と破壊的なスライダー、そしてスプリットを主軸とする電気的な投手だ」と分析。そのうえで「うーん、3桁の速球に、破壊的なオフスピードを持つ日本の先発投手……。これを聞いて思い当たる節はないだろうか」と読者に投げかけ、こう続けた。

「ショウヘイ・オオタニは日本出身で、センガは彼と似たようなレパートリーを持っている。センガは打てないが、オオタニがマウンドでできることはすべてできる」
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