現地時間11月5日、メジャーリーグはワールドシリーズ第6戦が行なわれ、王手をかけていたヒューストン・アストロズが4対1でフィラデルフィア・フィリーズに勝利。2017年以来2度目となる世界一となった。
【動画】いったいなぜ!? フィリーズ主砲シュワーバーの強行バントをチェック
御年73歳の名将ダスティ・ベイカー監督にとっては、29年に及ぶ指導者キャリアで初のワールドチャンピオンであり、過去5年で2度目の同シリーズ進出を果たしたアストロズにとっても黄金期を象徴する勝利となった。かたや敗れたフィリーズにとっては、今ポストシーズンで第6シードから快進撃を続けてきただけに、痛恨の敗北だと言えるだろう。
6回裏に飛び出したヨンダー・アルバレスの逆転3ランによって両軍の明暗が分かれた一戦。この最高峰の戦いを象徴する接戦において小さくない物議を醸したのは、試合終盤は8回表、フィリーズの強打者カイル・シュワーバーの打席だ。
6回表に先制となるソロアーチを放っていたシュワーバー。それだけに3点差を追いかけていたフィリーズのファンは、反撃の狼煙となる一発を期待していたに違いない。
2死無塁で相手3番手ブライアン・アブレイユと対峙した29歳は、たった3球でカウント1-2と追い込まれると、なんと4球目にセーフティーバントを強攻。しかし、高めのボールゾーンに投じられた一球をシュワーバーは背後へ打ち上げてしまい、あえなくスリーバント失敗。イニングは終了したのである。
シュワーバー、もしくはフィリーズベンチからすれば、相手の意表を突いてなんとか出塁させようという策だったのかもしれない。しかし、一発ないし長打が期待できる打者の強行策には疑問の声が上がった。
米放送局『ESPN』などに寄稿しているマイク・ペトリエッロ氏は「すまないが、なぜシュワーバーは2ストライクからバントをしたんだ? これはもうすぐにシリーズを終わらせるべきだ」と皮肉を自身のツイッターに投稿。また、米放送局『NBC Sports』のビル・ベアー記者も「シュワーバーほどの打者が2ストライクからバントを試みる行為は、明らかに白旗を上げるものだ」と糾弾した。
このポストシーズンでは、打率こそ.218ながら6本塁打、10打点、OPS.937とクラッチヒッターぶりを発揮していたシュワーバー。それだけに窮地での選択ミスへの反響はしばらく収まりそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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6回表に先制となるソロアーチを放っていたシュワーバー。それだけに3点差を追いかけていたフィリーズのファンは、反撃の狼煙となる一発を期待していたに違いない。
2死無塁で相手3番手ブライアン・アブレイユと対峙した29歳は、たった3球でカウント1-2と追い込まれると、なんと4球目にセーフティーバントを強攻。しかし、高めのボールゾーンに投じられた一球をシュワーバーは背後へ打ち上げてしまい、あえなくスリーバント失敗。イニングは終了したのである。
シュワーバー、もしくはフィリーズベンチからすれば、相手の意表を突いてなんとか出塁させようという策だったのかもしれない。しかし、一発ないし長打が期待できる打者の強行策には疑問の声が上がった。
米放送局『ESPN』などに寄稿しているマイク・ペトリエッロ氏は「すまないが、なぜシュワーバーは2ストライクからバントをしたんだ? これはもうすぐにシリーズを終わらせるべきだ」と皮肉を自身のツイッターに投稿。また、米放送局『NBC Sports』のビル・ベアー記者も「シュワーバーほどの打者が2ストライクからバントを試みる行為は、明らかに白旗を上げるものだ」と糾弾した。
このポストシーズンでは、打率こそ.218ながら6本塁打、10打点、OPS.937とクラッチヒッターぶりを発揮していたシュワーバー。それだけに窮地での選択ミスへの反響はしばらく収まりそうにない。
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