ワールドシリーズの大激戦が終わるや、メジャーリーグはストーブリーグが開幕。そして、今年のFA市場で注目されていた選手の動向が早くも決まったようだ。メッツは現地時間11月6日、守護神のエドウィン・ディアズと5年1億200万ドル(約150億円)で契約合意したと、MLB.comをはじめ複数媒体が報じている。
この金額は2016年オフにアロルディス・チャップマンがヤンキースと結んだ5年8600万ドルを上回り、リリーフ投手では歴代最高額を更新。3年目の25年オフにディアズはオプトアウトすることが可能で、7年目は球団オプションで最大1億2200万ドルになるという。また、全球団へのトレード拒否条項は含まれているようだ。
【動画】弾丸166キロ! ディアズの"超剛速球"が来季もメッツで見られる
プエルトリコ出身のディアズは12年ドラフト3巡目でマリナーズに入団すると、16年にメジャーデビュー。剛速球とスライダーを武器に抑えとして台頭し、18年にはア・リーグ最多の57セーブを挙げてタイトルを獲得した。同年オフにメッツへ大型トレードで移籍すると、今季は61試合に登板して3勝1敗32セーブ、防御率1.31、奪三振率17.13、WHIP0.84という圧倒的な成績を残した。また、登場曲『Narco』もメッツの新名物となり、人気もうなぎのぼりだった。
来季29歳の右腕はこのオフのFA市場で最も注目されたリリーバーだったが、メッツはオフの最優先事項としてディアズとの再契約を挙げており、他球団との交渉解禁前に手早く取引をまとめてみせた。地元TV局『SNY』が「メッツにとって決断に悩むことなどなかった」と報じたように、救援投手初の1億ドルを与えることに金満球団は一切躊躇することはなかった。
メッツは他にもサイ・ヤング賞2回のジェイコブ・デグロムがオプトアウトする見込みが高く、今季15勝のクリス・バシットに加え、センターのブランドン・ニモもFAとなる。同地区には昨季世界一のブレーブス、今季大躍進したフィリーズもおり、いかにチーム編成をしていくのか注目される。
構成●THE DIGEST編集部
この金額は2016年オフにアロルディス・チャップマンがヤンキースと結んだ5年8600万ドルを上回り、リリーフ投手では歴代最高額を更新。3年目の25年オフにディアズはオプトアウトすることが可能で、7年目は球団オプションで最大1億2200万ドルになるという。また、全球団へのトレード拒否条項は含まれているようだ。
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プエルトリコ出身のディアズは12年ドラフト3巡目でマリナーズに入団すると、16年にメジャーデビュー。剛速球とスライダーを武器に抑えとして台頭し、18年にはア・リーグ最多の57セーブを挙げてタイトルを獲得した。同年オフにメッツへ大型トレードで移籍すると、今季は61試合に登板して3勝1敗32セーブ、防御率1.31、奪三振率17.13、WHIP0.84という圧倒的な成績を残した。また、登場曲『Narco』もメッツの新名物となり、人気もうなぎのぼりだった。
来季29歳の右腕はこのオフのFA市場で最も注目されたリリーバーだったが、メッツはオフの最優先事項としてディアズとの再契約を挙げており、他球団との交渉解禁前に手早く取引をまとめてみせた。地元TV局『SNY』が「メッツにとって決断に悩むことなどなかった」と報じたように、救援投手初の1億ドルを与えることに金満球団は一切躊躇することはなかった。
メッツは他にもサイ・ヤング賞2回のジェイコブ・デグロムがオプトアウトする見込みが高く、今季15勝のクリス・バシットに加え、センターのブランドン・ニモもFAとなる。同地区には昨季世界一のブレーブス、今季大躍進したフィリーズもおり、いかにチーム編成をしていくのか注目される。
構成●THE DIGEST編集部