オフシーズンに入っても大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の名を聞かない日はない。
現地時間11月6日にフリーエージェント(FA)となった131名が公示されてストーブリーグへの熱が徐々に高まりを見せ始めたなかで、先月1日にエンジェルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を締結した稀代の天才プレーヤーにはトレードの噂が錯そうし続けている。
ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、シカゴ・カブス、トロント・ブルージェイズ……など、現地メディアで囁かれている移籍先は枚挙に暇がない。そのたびに多くで「トッププロスペクトを複数人放出してでも獲得する価値がある」と報じられるのは大谷の異能ぶりを物語っていると言えるのだが、いずれも現実味に欠ける報道が目立っているのも事実だ。
そうしたなかで、大谷のトレードの可能性について懐疑的な意見を主張したのが、代理人を務めるネズ・バレロ氏である。現地時間11月8日に行なわれたゼネラルマネージャー(GM)会議でMLB公式サイト『MLB.com』など複数の米メディアの取材に応じた同氏は、「噂があれこれと出ていたから(ミナシアンGMが)メディアに言ってくれて良かったと思う。これで先に進める」と発言。そのうえで、契約延長については、こう語った。
「それはプライベートな内容だからね。この業界に入ってから一貫して私はそういう類のことは明かさない方針だ。ショウヘイもそれについては全面的に賛成している」
注目される契約延長交渉への断言を避けたものの、過熱するトレード報道にクギを刺したバレロ氏。敏腕代理人として知られる彼は、さらに「我々はこれまであまり考えたことがない。1年契約のことに集中していたので。今は1年契約で問題ない」とも語った。
となれば、俄然、注目されるのは契約延長だろう。最低でも年俸5000万ドル(約74億1700万円)の8~10年契約は必要と目されるメガディールが予想されている。
エンジェルスのジェリー・ミナシアンGMは「できるだけ長くいてもらいたい」と話すにとどまっており、エンジェルスとの交渉が膠着状態にあると見られている。そのなかで交渉が停滞するのも致し方ないという声もある。ポッドキャスト番組「Talkin' Halos」でホストを務めるジャレッド・ティムス氏は、こう投げかけている。
「ショウヘイにふさわしいだけの大金をすぐに払えるのは、スティーブ・コーエン(メッツのオーナー)か、ドジャースのオーナーグループだけだ」
はたして、大谷はこの先にいかなるキャリアを歩むのか。いずれにしても今冬も彼の話題は米球界で尽きなさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、シカゴ・カブス、トロント・ブルージェイズ……など、現地メディアで囁かれている移籍先は枚挙に暇がない。そのたびに多くで「トッププロスペクトを複数人放出してでも獲得する価値がある」と報じられるのは大谷の異能ぶりを物語っていると言えるのだが、いずれも現実味に欠ける報道が目立っているのも事実だ。
そうしたなかで、大谷のトレードの可能性について懐疑的な意見を主張したのが、代理人を務めるネズ・バレロ氏である。現地時間11月8日に行なわれたゼネラルマネージャー(GM)会議でMLB公式サイト『MLB.com』など複数の米メディアの取材に応じた同氏は、「噂があれこれと出ていたから(ミナシアンGMが)メディアに言ってくれて良かったと思う。これで先に進める」と発言。そのうえで、契約延長については、こう語った。
「それはプライベートな内容だからね。この業界に入ってから一貫して私はそういう類のことは明かさない方針だ。ショウヘイもそれについては全面的に賛成している」
注目される契約延長交渉への断言を避けたものの、過熱するトレード報道にクギを刺したバレロ氏。敏腕代理人として知られる彼は、さらに「我々はこれまであまり考えたことがない。1年契約のことに集中していたので。今は1年契約で問題ない」とも語った。
となれば、俄然、注目されるのは契約延長だろう。最低でも年俸5000万ドル(約74億1700万円)の8~10年契約は必要と目されるメガディールが予想されている。
エンジェルスのジェリー・ミナシアンGMは「できるだけ長くいてもらいたい」と話すにとどまっており、エンジェルスとの交渉が膠着状態にあると見られている。そのなかで交渉が停滞するのも致し方ないという声もある。ポッドキャスト番組「Talkin' Halos」でホストを務めるジャレッド・ティムス氏は、こう投げかけている。
「ショウヘイにふさわしいだけの大金をすぐに払えるのは、スティーブ・コーエン(メッツのオーナー)か、ドジャースのオーナーグループだけだ」
はたして、大谷はこの先にいかなるキャリアを歩むのか。いずれにしても今冬も彼の話題は米球界で尽きなさそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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