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“ぽっちゃり戦士”アストゥディーヨの日本行きに熱視線!? 米メディアが驚異のデータを紹介「スターになる可能性は十分」

THE DIGEST編集部

2022.11.14

102キロの巨体を揺らしながらのハッスルプレーは迫力十分。このアストゥディーヨを日本で見られるだろうか。(C)Getty Images

102キロの巨体を揺らしながらのハッスルプレーは迫力十分。このアストゥディーヨを日本で見られるだろうか。(C)Getty Images

 今季にオリックスとのデッドヒートに敗れてパ・リーグ2位に甘んじたソフトバンク。来る23年に3シーズンぶりの日本一奪還を目指す“若鷹軍団”は、早くもチーム強化のためにアメリカでも実績のある新助っ人を手中に収めようとしている。

 今季終了とともにグラシアルの退団が濃厚視される一報が出たなかで、今月10日に巷を賑わせたのは、ウィリアンズ・アストゥディーヨの獲得という報道だ。

 メジャー通算190試合の出場で遊撃手を除く8ポジションでプレーした31歳のマルチは、今季のマイナー(3A)で75試合に出場し、打率.307、16本塁打、出塁率.371、OPS.912と上々のスタッツを残しており、とりわけ攻撃陣の底上げには打ってつけの人材である。

「ラ・トルーガ(亀)」の愛称で親しまれたアストゥディーヨ。175センチ・102キロ(※22年シーズンの公表データ)という「ぽっちゃり体型」も相まって、「記憶に残る選手」としても確かな知名度を誇っていた。それゆえに日本球界への挑戦は、すでに海外メディアでも小さくない話題として取り上げられている。
 
 球界の移籍情報などにも明るい米専門メディア『Call To The Pen』は「アストゥディーヨがメジャーで人気を博すのに時間は必要なかった。ぽっちゃりとした見た目とは裏腹に、内外野のどこでも守れる多彩さとコンタクト力に長けた器用な打撃は、ファンを魅了したのである」と回想。さらにメジャーキャリアでのメジャー588打席で28三振という成績については「あらためて見直しても異常だ」と振り返っている。

 さらに同メディアは、アストゥディーヨがメジャーに定着できなかった点について、「特筆すべきパワーがなかった」と指摘。そのうえで「ほとんどどこでもプレーできる抜群のセンスは持っており、日本でスターになる可能性は十分にある。ホークスでの時間は彼自身のレベルを高める意味でも重要なステップになるだろう」と分析した。

 亀の愛称にあるように足は決して速いわけではない。むしろ鈍足の部類だ。加えて守備でも拙守が悪目立ちする場面はある。しかし、だ。それでもどんな時もハッスルプレーを見せるアストゥディーヨは、日本で人気者となる素質は十分にあると言える。それだけに契約の行方を興味深く待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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