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「LAの連中は恥を知れ!」米記者が大谷翔平へのMVP票に憤怒! 地元記者の投票に「恥ずかしい」と糾弾

THE DIGEST編集部

2022.11.18

MVPを初めて受賞したジャッジ(右)。2位に入った大谷(左)との“大差”には米記者も反応している。(C)Getty Images

MVPを初めて受賞したジャッジ(右)。2位に入った大谷(左)との“大差”には米記者も反応している。(C)Getty Images

 長く注目を集めた賞レースに終止符が打たれた。現地時間11月17日に全米野球記者協会(BBWAA)が選出するメジャーリーグの年間MVPが発表され、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が最終候補者にノミネートされたア・リーグでは、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が初受賞を果たした。

 納得の初受賞と言ったところだろう。ロサンゼルスで活動をする記者を除いたBBWAAの記者28人が1位票を投じた投票内容には驚きはあったが、リーグ新記録となる62本塁打を放ったジャッジは、10.6を刻んだWAR(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)でも大谷(9.6)を上回っていた。

 多くのメディアが事前に予想した通りとも言えるジャッジの“圧勝劇”には、さまざまな反響が相次いだ。そのなかで「LAの連中は恥を知るべきだ」と強烈なメッセージを発信したのは、デトロイトを拠点に活動するジャーナリストのロブ・パーカー氏だ。

 ニューヨークの出身でもあるパーカー氏は、MVPを中継した米放送局『FOX Sports』のポッドキャスト番組「Odd Couple」で「ジャッジの1年を通した物語はそれに値するんだ。リーグ記録を破っただけじゃなくて、ヤンキースの歴史で見てもホームラン王なんだ。ベーブ・ルースでもなく、ロジャー・マリスでもなく、アーロン・ジャッジがね!」と強調。そのうえで、次のようにも物を申している。
 
「まぁ個人の勝手ではあるけど、LAの連中は恥を知るべきだね! これがアナハイムでも聞かれてることを願うよ。お前らは地元を贔屓してる。ショウヘイ・オオタニを選んで、彼がMVPだと信じ込ませるなんて、いったいどうやったらできるんだ? 彼は5月以降、意味のある試合なんてプレーしてないんだぞ!」

「たった2つの投票が、毎日プレーしているところ見ていた人間からなんて恥ずかしい」

 もっとも、パーカー氏は、以前から“アンチ大谷”として知られている人物ではある。大谷が満票でMVPを受賞した昨季にも「ゲレーロJr.こそがアメリカン・リーグのMVPだ」と主張しただけでなく、今季もしきりにジャッジの受賞を訴えていた。

 そんな人物からすれば、ジャッジの初戴冠は、まさにしてやったりと言えるものなのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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