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プロ野球

年俸4億円超ダウンの田中将大に韓国メディアは「不振ではなかった」と指摘。侍Jメンバー漏れも予想「“若手”の活躍で枠が少ない」

THE DIGEST編集部

2023.01.08

ヤンキースを経て古巣の楽天で復帰した田中。だがここ2シーズンは、球団の期待に応えられていない。写真:THE DIGEST写真部

ヤンキースを経て古巣の楽天で復帰した田中。だがここ2シーズンは、球団の期待に応えられていない。写真:THE DIGEST写真部

 1月7日、楽天の田中将大は契約更改交渉に臨み、4億2500万円減となる4億7500万円プラス出来高払いの単年契約を結んだと複数のメディアで報じられた。
【動画】6年連続2桁勝利!名門ヤンキースの主力として活躍した田中をチェック

 かつて「神の子」と称された右腕は、とにかく負け知らずの投手だった。楽天が日本一に輝いた2013年は、28試合に登板し、24勝無敗で、防御率1.27、WHIP0.94という図抜けたスタッツを残した。2014年シーズンから、名門ニューヨーク・ヤンキースでプレーし、6年連続で2桁勝利を果たすなど主力投手として躍動した。

 2021年に楽天とNPB史上最高額となる推定年俸9億円の契約を結び、日本球界に復帰した田中。世界最高峰の投球を見せると期待したファンも多かったが、34歳の右腕は2シーズンで318.2回を投げ、13勝21敗、防御率3.16で、球団の期待には応えることは出来なかった。

 同一球団としてはNPB史上2番目に大きい下がり幅となった今回の契約には、韓国メディアでも注目を集めている。ポータルサイト『MY DAILY』は、「メジャーリーグでキャリアを続ける力があったにもかかわらず日本での復帰を選んだ田中は、レベルの高い投球ができると思われていた。だが、彼のパフォーマンスは以前とはかけ離れていた」と評す。
 
 そして「復帰1年目、23試合に登板し、4勝9敗、防御率3.01という成績だった。不振というわけではなかったが、特に勝ち運に恵まれていたわけでもない」と記載したうえで、彼の置かれた環境を嘆いた。

「翌年も続き、タナカは自身ワーストの6連敗という屈辱を味わった。打線の援護を受けられず、25試合で9勝12敗、防御率3.31だった」

 かねてよりワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場に意欲をみせる34歳だが、6日に発表されたの一部のメンバーから田中は漏れていた。今月下旬に追加で発表があるものの、同国メディア『ISPLUS』は、「ロウキ・ササキやヨシノブ・ヤマモトといった“若手”の活躍でポジション枠が少なくなっているようだ」と日本代表に入るのも難しいと予想している。

 かつて日米を沸かせた“神の子”の再起はあるのか。日米通算200勝まであと10勝だ。

構成●THE DIGEST編集部

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