猛虎の剛腕が10年間慣れ親しんだ縦じまのユニフォームに別れを告げ、𠮟咤激励を受けたファンへ感謝のメッセージを伝えた。

　阪神タイガースからポスティングシステムを使用して、メジャーリーグのオークランド・アスレティックスと１年325万ドル（約４億2000万円）で契約した藤浪晋太郎が１月21日、甲子園で記者会見した。
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　現地時間17日にオークランド市内の球団事務所で入団会見を行ない、慌ただしいスケジュールのなか日本に帰国。疲労も心配されたが、笑顔で10年間苦楽をともにした聖地を訪れ、古巣への感謝を言葉に変えた。

　会見を終えた藤浪は球団の公式ツイッターに阪神ファンへ、次のようにメッセージを伝えている。

「阪神タイガースファンの皆さん、オークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎です。10年間、本当にお世話になりました。皆さんの温かいご声援、本当に身に染みて感じています」

「実は、こんなに応援してくれると思っていなくて。正直ちょっと意外過ぎるほど、応援してもらっているというか、こんなに応援してもらえているんだというのを、すごく感じているのと同時に頑張らなきゃいけないなと思っています」

「時差があって午前中とかの試合になると思うんですけど、できれば見て頂いて、“藤浪、頑張っているな”と思って頂ければ幸いです。これからも応援宜しくお願い致します」
  　この投稿には、阪神ファンを中心に藤浪を激励する声が多く寄せられ「メジャー行っても応援してます！がんばれ藤浪！」「まださよならは言わへんよ。海の向こうで頑張ってきてや～」「いつでも阪神と阪神ファンは、待っとるからね」「メジャーで暴れていつか阪神に凱旋してくれ～」「メジャーでも剛速球投げてー」「今までありがとう！メジャーで暴れてきてくれ！」など、今シーズン海を渡る28歳の右腕に対する期待の大きさを表している。

　高卒1年目の2013年から3年連続で2桁勝利をマークした一方で、近年は制球難に苦しみ、もがき続けた藤浪。それでも熱烈な阪神ファンの声援を背に投げ続けた剛腕は、ついに今シーズン、長年の夢だったメジャーに挑戦する。

　現地時間3月30日からの開幕カードは、同学年の大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンジェルスが相手。否が応でも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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