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屈辱の13回21三振での完敗。「投手・大谷」に刻まれた“8年前のトラウマ”に韓国メディアは戦々恐々「悪夢を思い出す」

THE DIGEST編集部

2023.01.30

いまや球界ナンバーワンのスターとなった大谷。そんな天才が8年前に韓国代表に刻んだトラウマとは――。(C)Getty Images

いまや球界ナンバーワンのスターとなった大谷。そんな天才が8年前に韓国代表に刻んだトラウマとは――。(C)Getty Images

 来る3月に開幕を迎えるワールド・ベースボール・クラシックに向け、栗山英樹監督が率いる日本代表は臨戦態勢を整えている。去る1月26日には大会に挑むメンバー30名が正式に発表され、チームの全貌も見え始めている。

 史上最多5人のメジャーリーガーが参戦し、NPBからも前途有望な若手が選出された侍ジャパンにあって、ひと際の注目を集めるのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今月6日に都内で開かれた記者会見で「優勝だけを目指して考える」と意気込んだ偉才は、いまだ合流時期こそ不透明ながら、本大会での活躍が期待されている。

 現球界で唯一無二と言われる二刀流を異次元のレベルでこなす大谷。侍ジャパンでの起用法については、所属するエンジェルスとの話し合いの最中にあるためか、栗山監督も「(二刀流の)可能性は探りたいと思っています」と話すにとどまっている。

 ゆえに大谷がどこまで規制なくプレーできるかは、世界一を目標に掲げる日本にとって小さくない懸念材料ではある。しかしながら、やはり実際に対峙するライバルからすれば、彼の存在は脅威でしかない。
 
 日本と1次ラウンドのプールBで激突する韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、投手起用について「覚悟を持っていないといけないというのは、すごく思っています」と語った栗山監督のコメントを切り取り、「大谷が抑えとしてマウンドに立つ可能性もゼロではない」と断言。そのうえで8年前に行なわれたプレミア12で味わった屈辱を強調した。

「我々にとって『投手・大谷』には天敵だ。まだNPBにいた2015年のプレミア12の韓国戦で2度の先発登板を果たした彼は13イニングで、3安打、21奪三振、無失点の快投を披露していた。韓国代表は準決勝での対戦で、彼がマウンドを降りた後に、劇的な逆転勝ちを収め、結局優勝まで上り詰めた。だがしかし、大谷には完敗したのである」

 日本ハム時代の大谷に残された“トラウマ”を改めて振り返った同紙は、「今大会で彼がいかなる起用法をされるかは分からない。だが、間違いなくイ・ガンチョル(韓国代表監督)のチームは、あの悪夢を思い出すしかないだろう」と記している。

 早くも警戒が強まっている大谷。エンジェルスで優勝争いから見放され、チームとしての“勝利”に飢えているはずの偉才の一挙手一投足には、文字通り世界が熱視線を向けている。

構成●THE DIGEST編集部

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