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プロ野球

横浜DeNA三浦監督が打撃投手で登板!侍ジャパン牧秀悟は指揮官の熱球を豪快に柵越え「すごく打ちやすい球」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2023.02.05

DeNAの若き主砲・牧(右)はキャンプ4日目の特打で打撃投手を務めた三浦監督(左)から柵越えを放った。写真:滝川敏之

DeNAの若き主砲・牧(右)はキャンプ4日目の特打で打撃投手を務めた三浦監督(左)から柵越えを放った。写真:滝川敏之

 指揮官が投じたエールに、主砲がバットで応えた。

 3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されている横浜DeNAベイスターズの牧秀悟は、キャンプ4日目の午後、特打に登場した。
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 昨シーズンは開幕から四番を務めた牧は、135試合に出場。打率.291、本塁打24、打点87をマーク。2年連続の打率3割は逃したが、ホームランと打点はプロ1年目を上回る成績を残し、セ・リーグ2位に躍進したチームに大きく貢献した。

 チームの若き主砲は、侍ジャパンを率いる栗山英樹監督の目に留まり、去る1月26日に発表されたWBC日本代表に追加招集。名実ともに、日本を代表する打者に成長した。

 本大会でも主力として期待されるチームの主砲が午後の特打で打席に入ると、マウンドに立っていたのは、なんと三浦大輔監督だった。

 通算172勝を挙げた指揮官自ら打撃投手として登板すると、24歳は鋭い打球を連発。左中間へ豪快なアーチを放った。

 牧は三浦監督が投じたボールについて「すごく打ちやすい球を投げてくださり、いい練習ができました。風もあったんですけど、ホームランを打てて良かったです」と会心の一発を放った感触を振り返りながら、指揮官へ感謝を述べた。
 
 今シーズンはペナントレース制覇はもちろん、日の丸を背負い“世界一奪還”を懸けた戦いが3月に待っている。「日本を代表する大会なので、そこはかなり自分にプレッシャーを与えながらやっていきたい。まだ第1クールですけど、変わらず焦らないように、それでも期間は短いので、一日一日大切にしていきたいなと思います」と来るべき決戦に備え、24歳は意気込みを語る。

 三浦監督と対戦した特打の後も、牧は18時過ぎまでウエイトトレーニングなどで体を鍛え、さらなるパワーアップを図った。DeNAの主砲として、さらには侍ジャパンの主力として海外の強豪国と戦う24歳の打棒に、注目が集まる。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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