韓国の逸材右腕は、自らの“愚行”に涙の謝罪をした。
事の発端となったのは、昨秋のドラフトで全体1位指名を受け、高卒でハンファ・イーグルスに入団したキム・ソヒョンの振る舞いだ。
四角いメガネがトレードマークに、スリークォーター気味の独特なフォームから繰り出す最速163キロの4シームが自慢の18歳は、ドラフト終了後に契約金5億ウォン(約5000万円)という韓国球界では“超”が付くほどのビッグディールを締結。その存在は早くも小さくない注目を集めていた。
そんな自信に満ち溢れていたであろうティーンエージャーは、早々に問題を起こしてしまう。日本の高知県で実施している春季キャンプ中にサブとして活用していたインスタグラムのアカウントで、コーチやファンへの不満を投稿。「不必要で、不適切だった」(韓国メディア『OSEN』より)という内容は瞬く間に明るみになり、チームから罰金と3日間の活動停止処分を下された。
普通の18歳なら手にできない契約金を手にしたのだから浮つくのは無理もない。しかし、世間はSNSで傲慢な態度を見せたキム・ソヒョンに容赦のない反応を見せた。ポータルサイト『OSEN』など複数の韓国メディアは「『問題児』レッテルを貼られた」「失望は計り知れない」と酷評されたのだ。
だが、「チームより偉大な者はいない」としたカルロス・スベロ監督を中心にハンファの首脳陣から、厳しい指導を受けたキム・ソヒョンは自身の行動を猛省。謹慎処分が明けた11日には、メディアの前で「家族や知人でもないのにファンは泣いてくれた。野球選手である前に、人として成熟する」と涙ながらに謝罪した。
その様子について「ここから変わらなければいけない」と伝えた日刊紙『朝鮮日報』は、次のようにレポートしている。
「彼は一度失敗した。ここから変わって、今以上に努力し、もっと成熟して、もっと鍛錬を重ねなければいけない。彼はチームメイトで、投手陣の精神的支柱でもあるベテランのチョン・ウラムから『ファンのおかげで俺たちが存在する。彼らの存在は本当に貴重だ』と助言されたという」
記者団に対しては「先輩たちからの言葉を聞き、自分がいかに愚かだったかを痛感した。ファンの皆さんの思いを胸に刻んでプレーしていきたい」とも語ったキム・ソヒョン。将来的なメジャー挑戦も囁かれる韓国球界期待の大物ルーキーは、いきなり躓いた感が否めない。はたして、ここから野球人として成長できるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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事の発端となったのは、昨秋のドラフトで全体1位指名を受け、高卒でハンファ・イーグルスに入団したキム・ソヒョンの振る舞いだ。
四角いメガネがトレードマークに、スリークォーター気味の独特なフォームから繰り出す最速163キロの4シームが自慢の18歳は、ドラフト終了後に契約金5億ウォン(約5000万円)という韓国球界では“超”が付くほどのビッグディールを締結。その存在は早くも小さくない注目を集めていた。
そんな自信に満ち溢れていたであろうティーンエージャーは、早々に問題を起こしてしまう。日本の高知県で実施している春季キャンプ中にサブとして活用していたインスタグラムのアカウントで、コーチやファンへの不満を投稿。「不必要で、不適切だった」(韓国メディア『OSEN』より)という内容は瞬く間に明るみになり、チームから罰金と3日間の活動停止処分を下された。
普通の18歳なら手にできない契約金を手にしたのだから浮つくのは無理もない。しかし、世間はSNSで傲慢な態度を見せたキム・ソヒョンに容赦のない反応を見せた。ポータルサイト『OSEN』など複数の韓国メディアは「『問題児』レッテルを貼られた」「失望は計り知れない」と酷評されたのだ。
だが、「チームより偉大な者はいない」としたカルロス・スベロ監督を中心にハンファの首脳陣から、厳しい指導を受けたキム・ソヒョンは自身の行動を猛省。謹慎処分が明けた11日には、メディアの前で「家族や知人でもないのにファンは泣いてくれた。野球選手である前に、人として成熟する」と涙ながらに謝罪した。
その様子について「ここから変わらなければいけない」と伝えた日刊紙『朝鮮日報』は、次のようにレポートしている。
「彼は一度失敗した。ここから変わって、今以上に努力し、もっと成熟して、もっと鍛錬を重ねなければいけない。彼はチームメイトで、投手陣の精神的支柱でもあるベテランのチョン・ウラムから『ファンのおかげで俺たちが存在する。彼らの存在は本当に貴重だ』と助言されたという」
記者団に対しては「先輩たちからの言葉を聞き、自分がいかに愚かだったかを痛感した。ファンの皆さんの思いを胸に刻んでプレーしていきたい」とも語ったキム・ソヒョン。将来的なメジャー挑戦も囁かれる韓国球界期待の大物ルーキーは、いきなり躓いた感が否めない。はたして、ここから野球人として成長できるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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