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初日からブルペンで37球! 大谷翔平のハイペース調整に米識者は“アンチ”へ意見「僕らは史上最高の才能を目にしている」

THE DIGEST編集部

2023.02.16

WBC参戦に向けて、例年以上のスピードで仕上げてきた大谷。その順調な調整ぶりに現地メディアからも驚きの声が上がった。(C)Getty Images

"野球の本場"にも、いよいよ球春が訪れた。現地2月15日、アメリカ各地でメジャーリーグ30球団がキャンプイン。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は初日からブルペン入りを果たし、順調な調整ぶりを伺わせた。

 身体の状態を確かめるように丁寧な投球を披露した。アリゾナ州テンピでのキャンプを訪れていたオーナーのアート・モレノ氏も熱視線を向けるなかで、セットポジションに入った際に左足を半足ほど一塁側に下げて投げる新たなフォームも試しつつ、4シームや2シームなどの速球系に加え、スライダー、スプリット、カットボールなど変化球など計37球を投げ込んだ。

 初日から精力的に動いた大谷。そんな二刀流戦士のコンディションに米記者も興奮を隠せない。米紙『LA Times』のサラ・バレンズエラ記者は「素晴らしいわ! 昨季よりもシャープになっているように見える」と絶賛。さらに米スポーツ専門局『Fox Sports』でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「野球が帰ってきた。ユニコーン(唯一無二の意)が帰ってきた」とツイート。さらに大の大谷マニアとして知られる彼は、別の投稿でこう宣言している。
 
「ショウヘイ・オオタニについて話すのを嫌がる人たちにとって、今年は長い1年になりそうだ。今、僕らは球界史上最高の才能を目の当たりにしているんだ。僕はオオタニファンクラブのリーダーとして断言しますが、彼のことを語りすぎていると思われても気にしないよ」

 1月下旬からキャンプ地に入り、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に向けて投打ともに例年以上のハイペースで調整を続けてきた大谷。バレンズエラ記者によれば、今後は今月25日(現地)のシート打撃で登板した後に、3月1日のミルウォーキー・ブルワーズ戦(テンピ)で先発してから日本に移動する予定となっている。

 WBCまで約3週間――。熱視線が注がれている大谷は万全の状態で侍ジャパン合流をしそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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