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大谷翔平は今夏トレード!?「最高の二刀流を擁しているのに」7年連続勝率5割未満のエンジェルス、今季を予想した米メディアが悲観「ひどい状況」

THE DIGEST編集部

2023.02.18

大谷(左)、トラウト(右)という二枚看板を擁すエンジェルス。しかし、今季も苦戦は必至と現地メディアは報じている。(C) Getty Images

大谷(左)、トラウト(右)という二枚看板を擁すエンジェルス。しかし、今季も苦戦は必至と現地メディアは報じている。(C) Getty Images

 今季でメジャー6年目を迎える大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は現地2月16日、フィル・ネビン監督から2年連続開幕投手に直々に指名された。その一挙手一投足に、早くも現地メディアから熱視線が注がれているようだ。

 9年ぶりのプレーオフ進出を目指すエンジェルスにとって、今季はより注目されるシーズンになる。なぜなら、今シーズン終了後にチームの顔とも言える大谷との契約が切れるのだ。

 よって、エンジェルスにとっては勝利を積み重ねることが、唯一無二の二刀流との契約を有利に進めるための、ひとつの指針になることは間違いない。メジャー各球団が続々と春季キャンプを迎えたなか、アトランタ・ブレーブスのあらゆる情報を発信する専門サイト『Battery power』が今季のMLBを予想するプレビューを発信。16日に、エンジェルスの2023年シーズンを占う記事を配信した。

 記事によると、「エンジェルスは最も偉大な選手の一人であり、ベーブ・ルース以来最高の二刀流選手を擁しているにもかかわらず、2015年以来勝率5割を超える成績でシーズンを終えることができず、プレーオフを逃し続けている」と説明。今季も苦戦を強いられるだろうと、次のように予想されている。

「全体的にエンジェルスはアメリカン・リーグ西地区のシアトル・マリナーズに遠く及ばない3位と予測される。同球団の予想勝利数は83~85の範囲にあり、これは2015年以来チーム最高となるだろう。しかし、エンジェルスは一貫して、しばしば大きく予想を下回ってきた」

 そのうえで、2023年シーズンに期待することは「アンソニー・レンドーン、マイク・トラウト、ショウヘイ・オオタニの3人がフルシーズン、フィールドに留まることができるかどうかに大きく懸かっている」と言及する。
 
 昨年オフ、エンジェルスは先発投手のタイラー・アンダーソン、リリーフ投手のカルロス・エステベス、内野手のブランドン・ドゥルーリー、外野手のハンター・レンフローらを加えているが、十分な補強だったどうかについては確かに疑問符が付く。

 さらに同サイトは、トラウトと大谷という米球界でも指折りの最高選手を揃えるチームだが「レンドーン以外の内野陣が弱く、ひどい状況にある」と選手層の薄さを酷評している。加えて、それ以上にもっと深刻な問題があると指摘。「彼らはゲームで最悪のブルペンを持っている」と投手陣、特に信頼性の高いリリーバーが全く見当たらないと見解を立てている。

 最後に記事では、「ブレーブスとエンジェルスは今季7月31日から8月2日までの3連戦をアトランタで激突する。トレードのデッドラインのタイミングを考えると、そのシリーズでオオタニを見られるかどうかが、大きなポイントになるかもしれない」と綴り、大谷のシーズン途中でのトレードの可能性があると予測している。

 先述したように、今シーズン終了後にはフリーエージェントとなる大谷。夏のトレードでエンジェルスが二刀流スターを放出、あるいは放出せざるを得なくなる可能性は、大いにあり得るのかもしれない。

 エンジェルスのユニフォームを着る大谷の姿は、はたして今季で見納めになってしまうのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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