ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を目指すアメリカ代表にとっては、ショッキングとも言える一報が舞い込んだ。
現地2月17日に、アメリカ代表入りをしていたクレイトン・カーショウ(ロサンジェルス・ドジャース)がWBC出場を辞退すると発表した。
予測不能なニュースと言える。メジャー通算197勝を誇る34歳は、昨季に12勝(3敗)をマークして防御率2.28と安定感抜群の投球を披露。衰え知らずのパフォーマンスで、今大会もアメリカ代表のエースとしての活躍が期待されていた。
しかし、急転直下で出場辞退となった。米紙『USA Today』によれば、21年に左前腕、昨年は腰痛で、立て続けに長期離脱を余儀なくされ、その故障歴から保険の問題がクリアにならなかったという。
米複数メディアの取材に応じた本人は「本当にガッカリしているし、イライラさせられている」と無念さを吐露。そして「僕は出るためにさまざまな方法を探ったし、MLBと選手会、そして球団とも相談した」と明かし、隠し切れない苛立ちを露わにした。
「周りのみんなはどうにかできるように努力してくれたが、どうすることもできなかった。保険の問題から『出場できない』と言われた時は、まさにサプライズだった。今の僕は100%健康なんだ。問題がないんだよ。『出たい』と思う選手は出場させてほしいよ。チームが認めないなら分かるけど、僕はチームに出場を許可されているからね。より物事を簡単にすべきだ」
今大会のアメリカ代表は、主将のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)を筆頭とした「最強軍団」の結成を目論んだ。しかし、ここにきて投手陣で離脱者が続出。メンバー発表後には、同じく先発ローテーションの軸として期待されたネストル・コルテス(ニューヨーク・ヤンキース)が右太ももを痛めて出場を辞退していた。
投手陣で離脱者が相次ぐ現状には、米メディアも落胆の声を上げており、スポーツ専門局『ESPN』は「失望するしかないニュースだ」と避けられない戦力ダウンを嘆いた。
優勝候補筆頭と見られてきたアメリカ。はたして、彼らはエースの離脱をいかに補うのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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しかし、急転直下で出場辞退となった。米紙『USA Today』によれば、21年に左前腕、昨年は腰痛で、立て続けに長期離脱を余儀なくされ、その故障歴から保険の問題がクリアにならなかったという。
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今大会のアメリカ代表は、主将のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)を筆頭とした「最強軍団」の結成を目論んだ。しかし、ここにきて投手陣で離脱者が続出。メンバー発表後には、同じく先発ローテーションの軸として期待されたネストル・コルテス(ニューヨーク・ヤンキース)が右太ももを痛めて出場を辞退していた。
投手陣で離脱者が相次ぐ現状には、米メディアも落胆の声を上げており、スポーツ専門局『ESPN』は「失望するしかないニュースだ」と避けられない戦力ダウンを嘆いた。
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