宮崎で侍ジャパンフィーバーが起きている。それを象徴するようなシーンが、2月21日にワールドベースボールクラシックに向けた日本代表合宿で見られた。
帰路に向かう選手たちに取材をしようと待っていた時だった。背後から「キャーー!」っという"叫び声"がこだました。気になって後ろを振り向くと、そこにはバスに乗り込もうとしたダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)の姿があった。
一度、宿泊するホテルへと戻るバスに乗り込んだダルビッシュだったが、荷物を座席に置くと、ファンのもとへ。そのまま即席のサイン会を実施したのである。
これに歓喜したファンがダルビッシュのもとに殺到。憧れのスターを前にサインをもらおうと身を乗り出すファンの圧力に柵が耐えきれずに破損。前列に陣取っていた子どもが押し出される事態に。幸いけが人は出なかったが、セキュリティーも「危ないですから下がって!」と叫びながら対応に追われ、周囲は騒然となった。
ヒヤリとする事態になったのは対策の必要性がある。とはいえ、ダルビッシュのスター性を物語る光景でもあった。
特筆すべきは、子どもを中心に丁寧にサインをしているところ。前日の取材で栗山英樹監督が「ダルは僕以上に野球のことだったり、今の選手たちの状態、将来のことだったり、広く言えば、見ている子どもたちのことを含めてやってくれている」と感心したように、チーム最年長のエースの行動は、野球選手としての鏡のようでもあった。
もっとも、怪我人が出なかったのは幸いだった。それぐらい場はカオスな状態となっていた。今後もこうしたサービスを続けていくためにも、ファンも節度を守った行動を心掛ける必要がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】ダルビッシュ有が示した「ちょっとレベルが違う雰囲気」。侍ジャパン合宿初日で1万8千人が興奮「とくに普段と変わらない」
【関連記事】青空に響いた快音に米驚嘆! 大谷翔平が公開した打撃練習にエ軍専門メディアも期待「バットの音が他と違う」
【関連記事】「昔はゲンコツ1発で――」大阪桐蔭・西谷浩一監督も漏らす指導の変化。暴力が絶えない高校球界はどう変わるべきなのか
帰路に向かう選手たちに取材をしようと待っていた時だった。背後から「キャーー!」っという"叫び声"がこだました。気になって後ろを振り向くと、そこにはバスに乗り込もうとしたダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)の姿があった。
一度、宿泊するホテルへと戻るバスに乗り込んだダルビッシュだったが、荷物を座席に置くと、ファンのもとへ。そのまま即席のサイン会を実施したのである。
これに歓喜したファンがダルビッシュのもとに殺到。憧れのスターを前にサインをもらおうと身を乗り出すファンの圧力に柵が耐えきれずに破損。前列に陣取っていた子どもが押し出される事態に。幸いけが人は出なかったが、セキュリティーも「危ないですから下がって!」と叫びながら対応に追われ、周囲は騒然となった。
ヒヤリとする事態になったのは対策の必要性がある。とはいえ、ダルビッシュのスター性を物語る光景でもあった。
特筆すべきは、子どもを中心に丁寧にサインをしているところ。前日の取材で栗山英樹監督が「ダルは僕以上に野球のことだったり、今の選手たちの状態、将来のことだったり、広く言えば、見ている子どもたちのことを含めてやってくれている」と感心したように、チーム最年長のエースの行動は、野球選手としての鏡のようでもあった。
もっとも、怪我人が出なかったのは幸いだった。それぐらい場はカオスな状態となっていた。今後もこうしたサービスを続けていくためにも、ファンも節度を守った行動を心掛ける必要がありそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】ダルビッシュ有が示した「ちょっとレベルが違う雰囲気」。侍ジャパン合宿初日で1万8千人が興奮「とくに普段と変わらない」
【関連記事】青空に響いた快音に米驚嘆! 大谷翔平が公開した打撃練習にエ軍専門メディアも期待「バットの音が他と違う」
【関連記事】「昔はゲンコツ1発で――」大阪桐蔭・西谷浩一監督も漏らす指導の変化。暴力が絶えない高校球界はどう変わるべきなのか