メジャーの舞台で甲子園を沸かせた同世代対決が実現する。

　今シーズン、ポスティングシステムを利用してオークランド・アスレティックスと１年契約を結んだ藤浪晋太郎。注目の対外試合初登板日が、現地2月28日のロサンゼルス・エンジェルス戦になるとマーク・コッツェイ監督が明らかにした。

　すでに22日に大谷翔平の先発がエンジェルスのフィル・ネビン監督から発表されており、「大谷VS藤浪」の同世代対決がオープン戦とはいえ、いきなり実現することになった。

　日本人対決に、アスレティックスを率いるコッツェイ監督も「この2人を見るのは、とても楽しみだ」と語り、現地メディアでも藤浪と大谷の対決に沸いているようだ。

　MLB公式サイト『MLB.com』は「シンタロウ・フジナミとショウヘイ・オオタニの歴史は、高校時代までさかのぼる」と説明。「オオタニは日本ハムファイターズ、フジナミは阪神タイガースと、共に2012年NPBドラフト会議で1位指名を受け入団した。二人が同じグラウンドで試合をするのは、2014年オールスターで対戦して以来のことだ」と９年ぶりの対戦に注目した。
  　米放送局『NBC Sports』によると、藤浪のデビュー日が二刀流スターと同じ日に行なわれる日について、「フジの日だ。たまたまオオタニが投球する日と重なっただけだ」と、コッツェイ監督は単なる偶然に過ぎないと語る。同監督は「彼らが春季トレーニング以外で同じフィールドに立つのは久しぶりだと思うので、エキサイティングな日になるはずだ」と興奮を隠し切れなかった。

　藤浪は「（大谷は）世界でもトップクラスの選手」と語り、「日本のファンも楽しみにしているはず。僕も彼とのピッチングを楽しみにしている」と久々の投げ合いに胸を躍らせている。

　また、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に向け、宮崎県で強化合宿をしている侍ジャパンの栗山英樹監督も、二人の直接対決について「監督という立場ではなく、いち野球ファンとして、ぜひ皆さんで楽しんでもらいたい」と、こちらも期待を込めたコメントを述べている。

　日本の公式戦では実現しなかった同い歳の2人の投げ合い。注目の対決は、日本時間3月１日に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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