オークランド・アスレティックスの背番号11に対する首脳陣の期待はかなり大きいようだ。今シーズンにポスティングシステムを利用して同球団と1年契約で合意し、念願のメジャーリーグ入りを叶えた藤浪晋太郎である。
アスレティックスのあらゆる情報を発信する専門サイト『Athletics Nation』は、春季キャンプ初日にブルペン入りした藤浪のピッチング動画を公開し、「フジナミは初のブルペンで頭角を現した」と強調。上々の仕上がりを伺わせるパフォーマンスにマーク・コッツェイ監督を始めとする首脳陣は「満足して帰った」という。
コッツェイ監督は「彼は間違いなく宣伝されている通りだ」と言い、「彼にとって大きな1日だった。フジがいるべき場所にいることを示している」と回答。とりわけ速球とスプリットの威力には目を見張った。藤浪は現地19日にもブルペンに入り、来週には実戦形式のバッティング練習を行なう予定だという。
米放送局『NBC Sports』も28歳の日本人のブルペン入りに注目した。「今シーズンのアスレティックスのローテーションに貢献する日本の右腕は、チームの火炎放射器として期待されている」とし、100マイル以上を記録する直球の球威を“炎”のように例え、「フジナミは、90マイル前半のスプリッター、鋭いスライダー、高熱のような速球の3球種を武器に、初のMLBスプリングトレーニングに臨んでいる」と伝えている。
同局によると、コッツェイ監督は「日本での彼の起用については知っている」とし、リリーフでの登板経験も把握しているが、米国での野球に慣れるまでは具体的な起用は、まだ決めていないという。
しかし、ブルペンでの投球を見た同監督は「彼をどのように起用するかという点では、明らかに先発投手として見ている」と述べ、藤浪を先発投手として起用する考えを示唆した。「しかし、繰り返すが、今はまだその範囲を決めるには早すぎる」として、具体的な起用法には明言を避けた。
まだ、確定していないにも関わらず、コッツェイ監督の“先発起用”発言は、藤浪が6人の先発ローテーションの一人として担う能力が確かにあると受けとれる。これから実戦登板が増えていくなかで、首脳陣の信頼を掴むピッチングを披露すれば先発ローテ入りに近づけるだろう。
藤浪は通訳を介し「日本ではチームでの活動が長すぎて、個人の時間があまりありません。同時に、自分自身への責任もより強く感じています。自分自身を管理しなければならない」と記者団に語り、初のメジャーでの春季キャンプに戸惑う場面を吐露した。
それでも、28歳の右腕は来るべきメジャー初登板に向け、自己管理を徹底しながら準備を進めているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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コッツェイ監督は「彼は間違いなく宣伝されている通りだ」と言い、「彼にとって大きな1日だった。フジがいるべき場所にいることを示している」と回答。とりわけ速球とスプリットの威力には目を見張った。藤浪は現地19日にもブルペンに入り、来週には実戦形式のバッティング練習を行なう予定だという。
米放送局『NBC Sports』も28歳の日本人のブルペン入りに注目した。「今シーズンのアスレティックスのローテーションに貢献する日本の右腕は、チームの火炎放射器として期待されている」とし、100マイル以上を記録する直球の球威を“炎”のように例え、「フジナミは、90マイル前半のスプリッター、鋭いスライダー、高熱のような速球の3球種を武器に、初のMLBスプリングトレーニングに臨んでいる」と伝えている。
同局によると、コッツェイ監督は「日本での彼の起用については知っている」とし、リリーフでの登板経験も把握しているが、米国での野球に慣れるまでは具体的な起用は、まだ決めていないという。
しかし、ブルペンでの投球を見た同監督は「彼をどのように起用するかという点では、明らかに先発投手として見ている」と述べ、藤浪を先発投手として起用する考えを示唆した。「しかし、繰り返すが、今はまだその範囲を決めるには早すぎる」として、具体的な起用法には明言を避けた。
まだ、確定していないにも関わらず、コッツェイ監督の“先発起用”発言は、藤浪が6人の先発ローテーションの一人として担う能力が確かにあると受けとれる。これから実戦登板が増えていくなかで、首脳陣の信頼を掴むピッチングを披露すれば先発ローテ入りに近づけるだろう。
藤浪は通訳を介し「日本ではチームでの活動が長すぎて、個人の時間があまりありません。同時に、自分自身への責任もより強く感じています。自分自身を管理しなければならない」と記者団に語り、初のメジャーでの春季キャンプに戸惑う場面を吐露した。
それでも、28歳の右腕は来るべきメジャー初登板に向け、自己管理を徹底しながら準備を進めているようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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