百戦錬磨のレジェンドらしい持論だった。
2月25日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む日本代表が、ソフトバンクとの壮行試合を実施した。
今月17日から春季キャンプを行なってきた侍ジャパン。そのなかで迎えた初実戦で注目を集めたのは、昨季のセ・リーグ三冠王である村上宗隆(ヤクルト)だ。
史上最年少での三冠王となった昨季に日本人最多となる56本塁打を放った村上。好機でいかに多くの打席を彼に回すかは本大会に向けてもキーポイントなる。そんな23歳のスラッガーについて、“投手目線”で考えを論じたのは、テレビ朝日系の中継で解説を務めた松坂大輔氏だ。
かつて“平成の怪物”として異彩を放ち、2006年と2009年のWBCでMVPを手にしたレジェンドエースは、「まだピッチャーとの感覚が掴み切れていないんだと思います」と村上の現状について指摘。そして、日本球界屈指の強打者をいかに抑えるかを口にした。
「まず振らせないことですね。今日かは結果的に外寄りのコースでストライクは取れていますけど、僕だったら強打者とか相性の悪いバッターには、足元へ変化球を投げたりして、バッターボックスで動かすことをさせますね」
結局、この日の村上は1打数ノーヒット(2四球)でお役御免となった。そんな天才スラッガーについて「普通に勝負してもピッチャーが不利なだけ」と語った松坂。このレジェンドからの指摘は明日以降の戦いを見ていくうえで、興味深い内容だった。
構成●THE DIGEST編集部
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今月17日から春季キャンプを行なってきた侍ジャパン。そのなかで迎えた初実戦で注目を集めたのは、昨季のセ・リーグ三冠王である村上宗隆(ヤクルト)だ。
史上最年少での三冠王となった昨季に日本人最多となる56本塁打を放った村上。好機でいかに多くの打席を彼に回すかは本大会に向けてもキーポイントなる。そんな23歳のスラッガーについて、“投手目線”で考えを論じたのは、テレビ朝日系の中継で解説を務めた松坂大輔氏だ。
かつて“平成の怪物”として異彩を放ち、2006年と2009年のWBCでMVPを手にしたレジェンドエースは、「まだピッチャーとの感覚が掴み切れていないんだと思います」と村上の現状について指摘。そして、日本球界屈指の強打者をいかに抑えるかを口にした。
「まず振らせないことですね。今日かは結果的に外寄りのコースでストライクは取れていますけど、僕だったら強打者とか相性の悪いバッターには、足元へ変化球を投げたりして、バッターボックスで動かすことをさせますね」
結局、この日の村上は1打数ノーヒット(2四球)でお役御免となった。そんな天才スラッガーについて「普通に勝負してもピッチャーが不利なだけ」と語った松坂。このレジェンドからの指摘は明日以降の戦いを見ていくうえで、興味深い内容だった。
構成●THE DIGEST編集部
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