今年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、野球の世界一を決する国別対抗戦であると同時に、「国際的な見本市」という見方も強い。
とりわけ鵜の目鷹の目のメジャースカウト陣は、国際舞台で活躍する未来のスーパースターに目を光らせている。ゆえに2月26日に行なわれるソフトバンクとの壮行試合に先発する山本由伸(オリックス)の仕上がりは実に興味深い。
宮崎で実施されている侍ジャパンの春季合宿では3度のブルペンで順調な調整ぶりを窺わせている。今季から左足をほとんど上げない新フォームを試行している山本だが、「状態は悪くない」と語る通り、大きな狂いもなくアジャストできていると言っていい。
すでに多くのメジャースカウトの垂涎の的ともなっている。スカウティング情報に詳しい米記者のジム・アレン氏は当サイトに寄稿した記事内で「山本はMLB球団の『欲しいものリスト』に入っている」と記している。
日進月歩で飛躍を続ける右腕のピッチングは、アメリカ野球の酸いも甘いも熟知するダルビッシュ有(パドレス)も太鼓判を押す。
25日には、トラックマンで計測された山本の投球データをタブレットで確認しながらアドバイスもしたダルビッシュは、「(山本の球は)全部すごいですよ」と、そのポテンシャルを絶賛した。
「ブルペンでも球速がしっかり出ていますし、縦のホップ成分というのもしっかりありますし、シュートであったり、そのところの投げ分けもしっかりできている」
メジャー実働11年のダルビッシュから見ても全てが一級品というわけだ。これについては、百戦錬磨の捕手も同意する。20日の初ブルペンでマスクを被った中村悠平(ヤクルト)は「どの球種も一級品なんで。どんな球も勝負球になるし、カウント球になる」と、日本球界屈指の剛腕が秘める技術力の高さを語っている。
文字通り世界が熱視線を向けるWBCで、新たなフォームを試行する“シン・山本由伸”はどれだけの結果を残せるのか。まずは明日の初実戦の場で「全力投球で挑みたい」と語るピッチングに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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メジャー実働11年のダルビッシュから見ても全てが一級品というわけだ。これについては、百戦錬磨の捕手も同意する。20日の初ブルペンでマスクを被った中村悠平(ヤクルト)は「どの球種も一級品なんで。どんな球も勝負球になるし、カウント球になる」と、日本球界屈指の剛腕が秘める技術力の高さを語っている。
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