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侍ジャパン

「えっ!なんだ!」中日元エース・川上憲伸が大絶賛!侍Jの佐々木朗希の”エグい”曲がりのスライダーに注目【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.02.26

ソフトバンク戦で先発した佐々木(左)の投球を川上(右)氏は絶賛した。写真:梅月智史、(C)Getty Images

ソフトバンク戦で先発した佐々木(左)の投球を川上(右)氏は絶賛した。写真:梅月智史、(C)Getty Images

 2月25日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む侍ジャパンは、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で、ソフトバンクと今春初実戦となる強化試合を行ない、8対4で勝利。初陣を白星で飾った。

 そんな侍ジャパンの躍動は、レジェンドOBも唸らせた。中日ドラゴンズのエースとして活躍し、メジャーの舞台にも登板した川上憲伸氏が同日、自身のYouTubeチャンネル「川上憲伸 カットボールチャンネル」を更新。先発登板した佐々木朗希について独自解説した。

 川上氏は2回を投げ、打者6人に対し1安打無失点3奪三振でマウンドを降りた“令和の怪物”について、「状態は良い。本当にすごいな」と感嘆。初回にソフトバンクの3番・柳田悠岐を空振り三振に仕留めた最速162キロの直球を「ほぼほぼ完璧。素晴らしい」と称え、2回に5番・栗原陵矢を空振り三振に仕留めた162キロの速球には「はあ~どうしましょうか」と声を漏らすほど、コース、球筋ともに「今日一番」と絶賛した。

 なかでも同氏が思わず「えっ!なんだ!」と声を上げて、姿勢が前のめりになったのは、6番・今宮健太を空振り三振に打ち取ったエグい曲がりのスライダーだった。川上氏は「何ひとつ問題なかった2イニング」としたうえで、「(今日の登板の)収穫はスライダー」と強調した。
 
 日米通算125勝の右腕は、「ダルビッシュくんから指導を受けたというのかな、最後空振りを取ったスライダーは落ちが速いですよね」と、メジャーリーガーのダルビッシュ有から“直伝”されたという切れ味鋭いスライダーを絶賛。「最後曲がり始めてギュッと落ちていった所を見ると、相当指にいい感覚でリリースできた」と分析している。

 川上氏は「収穫はスライダーです」と、この試合のベストな1球は今宮から空振り三振を奪ったアウトコースのスライダーだと断言。そして「ボールの勢いもある」と前置きしたうえで、「佐々木投手が昨年よりもさらにパワーアップしているのが、あのスライダーの切れ」と指摘。“令和の怪物”が、「さらなる武器を手に入れた試合」だったと振り返っている。

 中日時代には、カットボールを武器に強打者をねじ伏せてきた川上氏。同氏も手放しで称賛する21歳のスライダーは、3大会ぶりの世界一奪還を狙う侍ジャパンにとっても、間違いなく大きな収穫になったと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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