上々のメジャーデビューに地元メディアからも称賛が送られている。

　現地時間２月28日、今オフに阪神からポスティングシステムを利用して入団した藤浪晋太郎（オークランド・アスレティックス）は、本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルスとのオープン戦に初登板。今や“メジャーの顔”となっている大谷翔平との投げ合いに注目が集まったなか、２回（39球）を投げて被安打１、無失点、３奪三振、３四球とした。
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　日米の野球ファンを沸かせたこの対決後には、アスレティックスの地元放送局『NBC Sports Bay Area』が一本の記事を掲載。「通常、スプリングトレーニングの試合は、それほど騒がれないが、火曜日のホホカムスタジアムは違った」と書き始め、「フジナミとオオタニが初めてメジャーの同じフィールドに立つと、こうなるのだ」とその熱狂ぶりを報じている。

　さらに記事内では、高校時代からしのぎを削り合ってきた二人の歴史に触れると、念願のメジャーリーグ入りを叶えた藤浪の投球について、「エンジェルスを相手にアスレティックス・デビューを果たしたが、期待を裏切らなかった」と記述。とりわけ２つの三振を奪った初回の内容に関しては、「印象的だった」と綴られており、早くも上々の評価を得たようだ。
  　制球に苦しみながらも、なんとか無失点で切り抜けた藤浪。大谷とともに最速98マイル（約157.7キロ）をマークするなど、順調な仕上がりを見せた28歳のルーキーに対しては、同局の期待値も高い。降板後は、両チームが点を取り合い、エンジェルスが11対５で勝利したが、この結果を踏まえ、記事の最後では、次のようなコメントで締めくくられた。

「望んでいた結果にはならなかったが、ひとつだけ確かなことがある。マウント・フジは今季、アスレティックスで注目を浴びることだろう」

構成●THE DIGEST編集部

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