侍ジャパンの若き剛腕・佐々木朗希が４日の中日戦に先発登板。初回に自己最速165キロを記録し、球場はどよめいた。

　見せ場はいきなり初回に訪れた。佐々木は２死ながらランナー一、三塁とピンチの場面で、昨日ホームランを放った５番・アキーノを迎える。カウント２-１から投じた４球目、アキーノが見逃したストレートは、電光掲示板の球速表示で165キロを計時。バッテリーを組んだ甲斐拓也も捕球をし損ねる程の豪速球だった。

　この球速に球場内は騒然とし、動画配信サービス「プライム・ビデオ（Prime Video）」の中継でも表情が抜かれた大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）とダルビッシュ有（サンディエゴ・パドレス）は佐々木の投球に驚き、大谷は苦笑いを浮かべた。

　佐々木は５球目も164キロのストレートで空振り三振を奪い、この回は無失点に抑えたものの、球数は30球を要した。
  　大谷に並ぶ日本人最速165キロの衝撃はSNSを中心に野球ファンを大いに賑わせている。「ロウキ、エグすぎる！！」「エグいけど程々の調整にしてぇ笑」「ついに日本人最速タイ記録出たか～」「フォークも150km近く出てるんよね、ホント化け物」「朗希凄すぎて、目が飛び出る！！」など、佐々木の豪速球に感嘆の声が続々と上がっている。

　佐々木は３回を投げ終え53球、被安打1、与四球2、奪三振3、無失点で終えた。試合は４回を終え、1対1で同点となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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