ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）開幕を控えた侍ジャパンは３月４日、中日との壮行試合に臨み、４対１と快勝した。投げては先発の佐々木朗希が自己最速165キロを計時し、リリーフ陣も１点に抑えた。打っては岡本和真がチーム初アーチが飛び出すなど、投打で見せ場を作った。

　一方、３日からチームに合流した大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）とラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）は試合前の打撃練習に登場。大谷は27スイング中９本をスタンドに放り込み、ファンを沸かせた。とりわけホームラン４連発のうち、２本はライトスタンド最上段へ推定飛距離160メートルという驚異的な大飛球で、メジャー通算127本塁打を放つパワーを存分に見せつけた。

　そんな二人のリアクションがSNSを中心に話題になっている。１対１の同点で迎えた７回だった。侍ジャパンの５番・岡本が中日の２番手・柳裕也が投じた初球のカットボールをレフトスタンドに運ぶ勝ち越しホームランを放った。

　打球は美しい放物線を描きスタンドに入ると、大谷は両手でガッツポーズ。大谷の隣にいたヌートバーも驚きの表情で打球の行方を追い、ボールがスタンドに入るとガッツポーズ。チームメイトと一緒に喜んだ。
  　これを見たフォロワーらは「岡本がホームラン打った瞬間の大谷とたっちゃん(ヌートバー)いいな～」「タツジが高校生にしか見えん」「たっちゃんのリアクションが素敵」「2人とも可愛い」「早くヌート君とオオタニサンが塁上でハイタッチしてるシーンが見たい！」など、一喜一憂する二人の姿にコメントが賑わっている。

　さらに、ハイタッチの際にヌートバーを誘った大谷の“さりげない気遣い”にも注目したファンは「こういうところ好きだわ」「プレーしてない時の大谷さんってめっちゃくちゃ無邪気」「こういう気遣いが出来る所が皆から慕われて人気な理由なんだろうな」など、大谷の“神対応”を称賛する声も寄せられている。

　侍ジャパンはきょう大阪に移動し、６日に阪神、７日にオリックス（ともに京セラドーム大阪）と強化試合を行なう。そして、この試合からメジャー組の出場がついに解禁となる。栗山英樹監督も「２試合やって本番なので、公式戦が始まっている感覚でいきたい」と本番モードで戦うことを明言する。

　侍ジャパン真の姿が、いよいよお披露目になるのか、要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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