ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のプールB初戦が３月９日に開幕した。オープニングゲームを飾ったオーストラリア対韓国は乱打戦となり、8対7でオーストラリアが韓国を下し、両チーム合計16人の投手をつぎ込んだ大接戦を制した。

　オーストラリアは４回に先制点を奪うと、５回にも追加点。その裏、韓国に３ラン本塁打を打たれ逆転を許すが、７回に２死二、三塁のチャンスで３番のグレンディニングが途中登板したキム・ウォンジュンの３球目のフォークを、レフトスタンド中段へ打った瞬間に確信する３ラン本塁打を放ち、オーストラリアが再逆転に成功した。

　さらに８回にも８番・パーキンスの左中間への３ランホームランが飛び出し、オーストラリアが8-4で韓国を突き放した。その裏には四球などで満塁となり、韓国に１点差まで迫られるが、これをリリーフ陣がしのいだ。９回の反撃も抑え、WBC初戦を見事白星で飾った。
  　接戦を制したオーストラリア代表の勝利にWBC公式ツイッターが反応。「オーストラリアが韓国を抑えた」とツイートし、ベンチ前で勝利を祝した写真も投稿し、「これがWBCだ！スリルな勝利だ」と称えた。

　また、在日オーストラリア大使館も反応。「オーストラリアが勝ちました！WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の韓国との初戦は1点差の攻防。おめでとう！」と、祝福のメッセージを綴った。

　同大使館はオーストラリア代表が東京・府中市での直前合宿の様子だけでなく、同チームの公式ツイッターが『ありがとう、府中』と日本語で感謝の言葉を投稿したことをリツイートで紹介し、「東京都府中市の皆さまや応援してくださっている皆さまの思いを胸に明日からのWBC に臨みます」と投稿。同チームを熱烈にサポートしていた。

　初戦を制したオーストラリア代表の次戦は、11日に中国代表と対戦。現役メジャーリーガーは１人もいないチームが、一気にプールBの台風の目になった。

構成●THE DIGEST編集部

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