土曜日ナイターで行なわれているワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の１次ラウンド第３戦、日本vsチェコの一戦。侍ジャパンは先発登板した佐々木朗希が１回表に味方のエラーから１点を失うも、打線が３回裏に３点、４回裏に４点と爆発。５回を終えて８対２とリードを奪っている。

　その１回表、佐々木が投じた164キロの豪速球を鮮やかにミートして、二塁打としたのがチェコ代表の３番センター、マレク・クラップだった。２死走者なしのカウント１－１から見事に合わせてレフト線を抜き、東京ドームの観衆をどよめかせたのだ。

　MLB公式サイトに寄稿するデイビッド・アドラー記者はツイッターですぐさま反応。「チェコのマレク・クラップがロウキ・ササキの101.9マイル（164キロ）の速球を二塁打に持ち込んだ」と記すと、「MLBでその速度の球が最後に長打となったのは2019年７月29日まで遡る（アンドレス・ムニョスの102.0マイルを二塁打にしたトレイ・マンシーニ）」と説明、MLBでも珍しい場面だと紹介した。
  　佐々木はその後のチェコ打線をシャットアウト。球数66球で３回と３分の２を投げ、17人の打者に対して被安打２、奪三振８、四死球３、自責点ゼロでマウンドを降りた。

構成●THE DIGEST編集部

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