欧州からやって来た初出場チームが、東京ドームに清々しい新風を吹き込んだ。
3月11日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第3戦が行なわれ、日本代表はチェコ代表と対戦。1回表に味方のエラーから先制される展開も、侍ジャパンは自慢の好調打線が3回裏、4回裏とラッシュを掛けて瞬く間にリードを広げた。終わってみれば10対2の快勝を収め、開幕3連勝を飾っている。
試合後に日本のファンに向けて拍手を贈り、勝利を称えたチェコ代表チーム。グラウンドでも投打両面で鍛え抜かれた好チームであることを存分に示し、歯医者や消防士、株式トレーダーなど本業を持つセミプロ集団とは思えない質の高さを随所で披露した。
チェコ国内で野球はかなりのマイナースポーツだが、国内メディアは代表チームのWBCでの健闘ぶりを連日報じている。ニュースサイト『iDNEZ』は「我らが野球代表チームは、世界最強軍団のひとつである日本を相手に果敢に挑んだが、センセーションを巻き起こすには至らなかった」と題し、次のようにレポートした。
「監督のパベル・ハジムは日本戦を前にして、『明日の相手はサッカーで言うところのレアル・マドリーであり、我々はチェコ国内リーグの下位にいるチームだと考えてほしい』と語っていたが、日本はまさにR・マドリーのごとく強かった。それでも、チェコ代表は日本を慌てさせる場面を何度か作っていたし、堂々と闘い抜いたと評価すべきだろう」
そして同メディアは「もちろん大会はまだ終わっていない」と記し、「残る2試合で韓国とオーストラリアを叩けば(2位突破の)可能性はある。厳しいミッションだが、彼らは自信を持って闘ってくれるはずだ」と期待を込めた。
構成●THE DIGEST編集部
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そして同メディアは「もちろん大会はまだ終わっていない」と記し、「残る2試合で韓国とオーストラリアを叩けば(2位突破の)可能性はある。厳しいミッションだが、彼らは自信を持って闘ってくれるはずだ」と期待を込めた。
構成●THE DIGEST編集部
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