現地時間３月15日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のプールCの１次ラウンドでメキシコ代表がカナダ代表を10対３で下し、準々決勝進出を決めた。

　メキシコ代表は初回に死球と内野安打でチャンスを広げ、４番のホエイ・メネセス（ナショナルズ）がライトへの先制タイムリーで２点を入れた。その裏に１点を返されるも、２回にランディ・アロザレーナ（レイズ）のタイムリーツーベースヒットで３-１。

　４回にカナダにソロ弾を浴び３‐２と１点差に迫られたメキシコだが、６回に４点、７回に２点、８回にはラウディ・テレーズ（ブルワーズ）の一発で１点を重ね、カナダを突き放した。
  　プールCから準々決勝へ進出できる枠は残り一つだ。前回王者アメリカ代表は、日本時間16日午前11時に開始されるコロンビア戦に勝てば、その切符を獲得できる。しかし負ければ、カナダ代表、コロンビア代表とともに２勝２敗で並ぶため、３チームのなかで、失点率が１番低いチームがベスト８に進む。

　アメリカの先発投手は、34歳右腕メルリ・ケリー（ダイヤモンドバックス）だ。持ち前の制球力の高さで失点は極力避けたい。だが同時にしっかり得点を奪って勝利を手に入れ、次のステージに進みたいのは間違いない。そのためには、ここまで３戦でリードオフマンを務めるも、13打数２安打と低調なムーキー・ベッツ（ドジャース）、その後に続くマイク・トラウト（エンジェルス）といったMVP男が機能することが必須だ。

　残り１枚の切符をかけて前回王者はプライドをかけて戦う。その試合の行方に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「睨んだりしちゃダメだ！」背中への死球に怒り心頭のヌートバーを韓国レジェンドが一喝！「メジャーリーガーだろ」【WBC】

【関連記事】「からかっているのか」栗山監督の“運が良かった”発言に韓国メディアがまさかの苦言！「敵将が我々をもう一度傷つけた」【WBC】

【関連記事】「日本が強かった。認める」侍ジャパンに13失点惨敗を喫した韓国代表の指揮官が敗因を激白！大谷敬遠の理由は「後ろの打者が…」【WBC】