3月16日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は、準々決勝イタリア戦を行なっている。「3番・投手兼DH」でスタメン出場する大谷翔平(エンジェルス)は、第2打席で相手の意表を突くバントを決め、世界を驚かせている。
0対0の同点で迎えた3回1死一塁の場面で見せた。シフトを敷いた相手守備に対し、背番号16は、初球をセーフティーバントでがら空きの三塁線に転がしたのだ。いきなりのバントに投手のジョセフ・ラソーサが対応するも、一塁に悪送球となり、一、三塁とチャンスを作り出した。
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この絶妙バントに米国の記者が唸っている。米MLB専門局『MLB Network』でWBCの実況を務めるタイラー・マウン氏は、「世界一クールな男が新技を披露した!」と驚きを持って伝えた。さらに米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は、「彼はすべてをやってのける」と絶賛したうえで、「完璧なバントヒットを決め、一塁へ駆け抜けた」と綴った。
大谷が生み出したチャンスから侍ジャパンが先制。吉田正尚(ボストン・レッドソックス)が遊ゴロの間に1点を先制すると、2死一、二塁の好機で岡本和真(巨人)が追加点となる3ランを放った。
試合は5回を終え、日本が7対2で5点をリードしている。
構成●THE DIGEST編集部
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