３月16日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC)準々決勝で、日本代表はイタリア代表と東京ドームで対戦している。

　０-０で迎えた３回裏。日本は１死から近藤健介がフォアボールで出塁すると、次の３番・投手で先発した大谷翔平が初球で意表を突くセーフティーバント。これが相手投手の悪送球を誘い、一、三塁とすると、４番の吉田正尚が遊ゴロで三塁ランナーを還し、先制に成功する。

　そして村上宗隆のフォアボールを挟み、６番の岡本和真は泳ぎながらもスライダーに上手く合わせ、レフトスタンドに叩き込む３ラン。リードを一気に４点に広げた。
  　戦況を１球ごとに速報で伝えている対戦国イタリアのメディア『OA sport』も、このビッグイニングに敏感に反応。「奇跡が必要だと言っても過言ではない。イタリアは今、この試合を覆すために、最も信じられないような偉業を成し遂げる必要がある」と嘆いた。

　ただ、イタリアは５回表に難攻不落の大谷から、ドミニク・フレッチャーのタイムリーヒットで２点を奪取。一転して「VALIDAAAAAAAAAAAA!!!（打った！！！）チャンピオンのオオタニから４本のヒットを放ち、２点を奪った」と大興奮だ。

　なお、５大会連続のベスト４進出を目指す侍ジャパンは、５回裏にすぐさま３点を追加。７-２で７回に突入している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】岡本和真がレフトへの３ランアーチ！巨人主砲の技あり弾をチェック

【関連記事】前回王者アメリカが１次R２位突破！ “頼れる主将”トラウトが３安打３打点と健闘も、コロンビアに３-２と辛勝【WBC】

【関連記事】ベネズエラ＆プエルトリコが”死の組”を突破し準々決勝進出！優勝候補・ドミニカ共和国が1次ラウンド敗退の大波乱!!【WBC】