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「熱狂の渦に巻き込んだ」大谷翔平の“異次元”パフォーマンスを米放送局が絶賛! 驚異的なスタッツに感嘆「本当に信じられない」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.19

準々決勝で164キロの直球を投げた大谷。気迫溢れる投球に米放送局は注目した。写真:鈴木颯太朗

 世界一の座を懸けて、各国代表チームによる熱戦が続いているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。出場各国のスーパースターが躍動している今大会で、1次ラウンドから話題の中心となっているのが、侍ジャパンの大黒柱でもある大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 打者ではクリーンナップの一角として全5試合で打率.438という驚異的なアベレージを残し、投手でも第1戦の中国戦、準々決勝のイタリア戦で先発マウンドに登っており、2戦ともチームに力を漲らせるピッチングを披露し、日本を勝利に導いた。

 とりわけ鬼気迫る表情を一球ごとに披露したイタリア戦での投球は、2回にメジャー移籍後自己最速となる164kmの速球で打者を空振り三振に切って取り、観衆をどよめかせた。

 まさに大谷の世界一への執念がそのまま伝わったかのようなこの一球には、海外メディアでも特集記事が組まれた。米放送局『NBC DFW』では現地時間3月17日、「二刀流のスーパースター、ショウヘイ・オオタニはどれくらいの速さでボールを投げることができるのか?」と銘打ったトピックを配信。イタリア戦の投球や、今大会での投打の成績にフォーカスしている。
 
 そのなかで準々決勝の最速164kmの速球を振り返っており、「102マイルのストレートはオオタニがこれまでメジャーリーグで投げた、どの球よりも速かった。2022年9月のヒューストン・アストロズ戦での101.4マイルの速球は、オオタニの大リーグキャリアで最も強く投げられた球だった」として、メジャー移籍後、最速の球速であることを強調している。

 加えて、「WBCでオオタニはいつもの姿を見せている。エンジェルスでの活躍と同じように息を飲むような瞬間をいくつも作り出している」と称えている。さらに、「オーストラリア戦初回の右翼席448フィート(約137メートル)の高さのホームランは、東京ドームを熱狂の渦に巻き込んだ」と、今大会第1号本塁打にも賛辞を贈っている。

 同メディアは「448フィートのホームランを打ち、102マイルの球を投げるなど、彼はWBCでも全てを支配している。打率.438、8打点、防御率は2.08、10奪三振。本当に信じられない」と投打のスタッツを記しながらトピックを締め括っている。

 日の丸を背負う国際試合の舞台でも、異次元のプレーを見せる大谷。残り2試合、背番号16は最後まで世界中の人々を魅了し続ける。

構成●THE DIGEST編集部

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