現地時間３月27日、フィラデルフィア・フィリーズ対トロント・ブルージェイズのオープン戦が行なわれ、フィリーズがブルージェイズを５対２で下した。一方で、４回に審判がJT・リアルミュート（フィリーズ）に下した不可解な判定が波紋を呼んでいる。
【動画】「ふざけるなよ！」「もう許せない」MLBで起こった“史上最低”の判定をチェック！

　４回の１死走者なしの場面で、フィリーズが守備についた際にそれは起こった。ベテラン右腕クレイグ・キンブレル（フィリーズ）が、今季から導入されたピッチクロックの規定違反によりワンボールが加算される。カウント２-２となったところで、キンブレルが審判にボール交換を要求した。

　そして、捕手のリアルミュートが新しいボールを審判から受け取ろうと、前を向いて座った姿勢のままミットを差し出す。すると審判がボールを投げ入れた瞬間、タイミング悪くリアルミュートは差し出したミットを下ろしてしまい、ボールがポロリと落ちてしまう。審判は侮辱行為と受け取ったのか、リアルミュートに退場を宣告。フィリーズのロブ・トムソン監督が審判に抗議するも判定は覆らなかった。

　誰もが目を疑ったこの驚きの判定に、米独立リーグのミズーラ・パドルヘッドのフィールドマネージャーを務めるマイケル・シュラクト氏も憤慨。「フィールドでの判定をリプレー検証で覆せるのであれば、審判員の身勝手で悪質な退場宣告も確かめるべきだ。こんなことは、もう許せない」と自身のツイッターで怒りをぶちまけた。
  　また、このシーンはSNSでも話題となっており、「なんてこった！」「ふざけるなよ！」「馬鹿げている！」「史上最低の判定だな」「MLBでこんなことがあっていいのか？」「JTは何も悪くない」「もう我慢できない」「他のスポーツではありえない」「この審判は出場停止にするべきだ！」といった声が多数寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

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