日本代表が14年ぶり３度目の優勝により幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）。その激闘から１週間余りが経過した今なお、WBC熱は冷めておらず、次々と裏話などが公開されている。

　野球日本代表 侍ジャパン 公式Twitterでは29日、「大会終了後、チームを率いた栗山英樹監督が選手たちに向けてメッセージを贈りました」と記し、解散前に撮影された貴重な動画を１本投稿した。

「皆お疲れ様でした！これで全員が顔を合わせることがない」と口を開いた栗山監督は、「まずは、スタートする時に言いましたが、これだけ素晴らしい選手が集まっているにもかかわらず、この大事な時期に試合に出ることが出来なかった選手もいたと思います。嫌な思いをさせたと思いますけど、本当に勘弁してください。チームが勝つために一生懸命考えて、やったことなので勘弁してください」と謝罪。そして自身の想いを伝えた。

「ただ今回経験したことをチームに帰って、皆がシーズンを頑張ってくれることを祈っています。本当に日本中に野球の素晴らしさが伝わったと思います。以前からJAPANは野球の“伝道師”であれって思いがある。色んな勉強したりとか是非チームに戻って次の世代、子供たちのためにも伝えていってください」
  　最後には「本当に嫌な思いをした選手には申し訳ない。勘弁してください。また是非こういう素晴らしいチームで皆で集まってやりたいと思う。本当に素晴らしい野球だったと思います。本当にありがとう。また皆で元気に会いましょう」と締めくくった。

　間もなく開幕する野球シーズン。それぞれの選手がそれぞれのチームで、世界一のパフォーマンスを披露してくれるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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