突然の乱調で悔しいデビュー戦となった。現地4月1日、オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎は、本拠地でのロサンゼルス・エンジェルス戦に先発登板。2回1/3(55球)を投げ、被安打5、4奪三振、与四球3、8失点で降板した。
立ち上がり2イニングは完璧だった。力強い4シームと、対峙したエンジェルスのテイラー・ウォードが「消えたようで、ボールが見えなかった」と驚いたスプリットを軸に相手打線を見事に牛耳った。
ただ、3回に捕まった。ノーヒットピッチングを続けていたなかで、先頭のルイス・レンヒーフォに四球を与えると歯止めがきかず、打者9人の猛攻に屈して一挙6失点。1死一、三塁と走者を残したところでマーク・コッツェイ監督から降板を命じられた。
本人が「ただ立つだけではダメなので、悔しいデビューになった」と振り返ったように、立ち上がりから状況が一変する歯がゆい結果だった。
そんな藤浪のデビュー登板の内容を、阪神時代の彼を熟知する指揮官も持論を語った。4月2日にTBS系「サンデーモーニング」に出演した元阪神監督の金本知憲氏だ。
阪神時代から熱心に指導し、退任後も何かと藤浪を目にかけてきた金本氏。今回の結果を受け、「本当ね、ポテンシャルは大谷選手とそんなに変わらないんですよ」と残念がった。
そして、番組MCの関口宏氏から「藤浪っていうのは、素質はすごいって昔から言われてんだけど、もうひとつ花が咲いてる気がしないんですよ」と疑問符を投げかけられると、返す刀で、「持ってる能力の20~30%ぐらいしか出してないんじゃないかというぐらいでね」「表情はすごくいいんですけどね。何で打たれるのか分からないです。あのボールで」と、期待を寄せるからこその持論を口にした。
この無念の早期ノックアウトからいかに立て直すのか。早くも藤浪は真価が問われている。
構成●THE DIGEST編集部
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ただ、3回に捕まった。ノーヒットピッチングを続けていたなかで、先頭のルイス・レンヒーフォに四球を与えると歯止めがきかず、打者9人の猛攻に屈して一挙6失点。1死一、三塁と走者を残したところでマーク・コッツェイ監督から降板を命じられた。
本人が「ただ立つだけではダメなので、悔しいデビューになった」と振り返ったように、立ち上がりから状況が一変する歯がゆい結果だった。
そんな藤浪のデビュー登板の内容を、阪神時代の彼を熟知する指揮官も持論を語った。4月2日にTBS系「サンデーモーニング」に出演した元阪神監督の金本知憲氏だ。
阪神時代から熱心に指導し、退任後も何かと藤浪を目にかけてきた金本氏。今回の結果を受け、「本当ね、ポテンシャルは大谷選手とそんなに変わらないんですよ」と残念がった。
そして、番組MCの関口宏氏から「藤浪っていうのは、素質はすごいって昔から言われてんだけど、もうひとつ花が咲いてる気がしないんですよ」と疑問符を投げかけられると、返す刀で、「持ってる能力の20~30%ぐらいしか出してないんじゃないかというぐらいでね」「表情はすごくいいんですけどね。何で打たれるのか分からないです。あのボールで」と、期待を寄せるからこその持論を口にした。
この無念の早期ノックアウトからいかに立て直すのか。早くも藤浪は真価が問われている。
構成●THE DIGEST編集部
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