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吉田正尚は「台風」か? 4戦1HR・5打点の“好発進”も、韓国メディアは「失速するだろう」と悲観的な評価

THE DIGEST編集部

2023.04.05

3日のパイレーツ戦で待望の一発を放った吉田。だが韓国メディアは「台風」と例えている。(C)Getty Images

 ボストン・レッドソックスの吉田正尚は、現地時間4月3日に本拠地で行なわれたピッツバーグ・パイレーツ戦に「4番・左翼」でスタメン出場。その第1打席で、グリーンモンスターを越える特大アーチを放ち、メジャー初となる記念すべき1号弾とした。

 デビュー4戦目だった。1対3と2点ビハインドの初回1死二塁の場面で、吉田は相手先発ヨハン・オビエドの外角高めを力強く振り抜いた。104.6マイル(約168.3キロ)の速さで飛び出した打球は、レフトにそびえ立つ巨大フェンスを越え、左翼席に着弾した。

 開幕から17打数5安打、1本塁打、5打点で打率.294、OPS.871と上々のデビューを飾った29歳。だが韓国メディア『Mania Times』は、この勢いは続かないと見ているようで、「ヨシダの序盤戦は"台風"か?」と報じた。

 同記事はまず、「ボストンのファンは興奮した。5年9000万ドルの契約に悪評もあったヨシダが、初っ端から好調だったからだ」と現地では高評価を得ていると伝えた。だが「MLBの投手がヨシダをあまり知らないからだ。今はまだ"順応期間"である」と指摘した。
 
 同メディアは「昨年のセイヤ・スズキ(シカゴ・カブス)の方がヨシダより活躍していた」と前年からメジャーに参戦した日本の主砲を引き合いに出した。「スズキは開幕戦から11試合で打率4割を上回り、新人賞の有力候補と目されていた。さらに19試合まで打率3割台をキープしていた」と振り返り、こう続けた。

「その後、彼の打率は下がった。投手が"順応期間"を終えたからだ。スズキは苦戦を強いられ、打率は2割3分まで落ち、最後は.262で終えた」

 これを踏まえた同メディアは、吉田も同様に劣勢になると読んでいるようで、「4月までは想像以上に打つ可能性もある。だが今後、一流投手とあたり失速するだろう」と懸念した。

 そんな韓国の懸念を払しょくできるだろうか。勢いに乗る吉田のパフォーマンスに引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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