先月開催されたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で、14年ぶりに金メダルを獲得した日本代表。同大会で初めて侍ジャパン入りし、世界の大舞台で快投を見せた佐々木朗希（ロッテ）に、メジャーリーガーも唸っている。

【WBC PHOTO】侍ジャパンを更なる高みへと導く“令和の怪物”、佐々木朗希を特集！

　米放送局『Fox Sports』のアナリストであり、ポッドキャスト番組「Flippin' Bats」のホストを務めるベン・バーランダー氏が、メキシコ代表として佐々木の球を見たラウディ・テレーズ（ミルウォーキー・ブルワーズ）に「ロウキ・ササキはどれくらい優秀なの？」と質問したのだ。

　佐々木に対し２打数１安打のテレーズは、「彼はまだ21歳だけど、エース的な存在だね」と称えたうえで、「あらゆる方向にスプリットが動く。加えて彼の速球は102マイル（約164.1キロ）で、めちゃめちゃ速かった。飛んでいってしまいそうなくらいだった」と振り返った。
  　そして昨季メジャー35本塁打のスラッガーは「MLBにいる21歳で最高の投手は誰かと考える。まだ大学生のようなもので、21歳でそんな投手は本当に珍しい」と舌を巻き、日本の至宝に期待を寄せた。

「彼がいつアメリカに出てくるか想像もつかないよ。日本一のピッチャーであるだけに、すでに準備できているはずさ」

　昨季はNPB28年ぶりのパーフェクト・ゲームを達成するなど、“令和の怪物”として存在感を発揮する佐々木。そんな彼の動向に世界も注目しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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