ニューヨーク・メッツの千賀滉大が現地4月14日、敵地でのオークランド・アスレティックス戦に先発登板。メジャー３勝目をかけてマウンドに立った。

　千賀は初回を三者凡退で抑え上々のスタートを切ると、メッツは２回に打線が爆発。３番フランシスコ・リンドーアの第3号満塁ホームランなどで一挙6点を奪い、千賀を大量援護した。

　その裏、千賀は先頭打者に四球を与えるが５番ジェイス・ピーターソンを伝家の宝刀”お化けフォーク”で空振り、６番アレドミーズ・ディアズを154キロの速球で連続三振。続くバッターに右安打を打たれ２死一、三塁のピンチを迎えるが、ふたたびシェイ・ランガリアーズを三球三振で仕留めた。

　３回に１点を許した千賀は、４回にアスレティックス打線に攻勢を浴びる。１死一塁で８番のランガリアーズに初球のスライダーをレフトスタンドに運ばれる２ラン本塁打でリードは３点に。なおも、四球や振り逃げで２死一、二塁と一打同点の場面だったが、ブレント・ルーカーをフォークで三ゴロに打ち取り、なんとか踏ん張った。
  　すると、メッツは５回に相手の押し出し四死球で２点を追加すると、リンドーアがレフトへのタイムリー二塁打で３点を加え、打線が再び千賀を援護。内野ゴロの間にさらに１点を追加したメッツが６点を奪い、12対3と大量リードした。

　しかし、千賀は打線の大量援護をもらいながらリズムに乗れず、５回にディアズにソロ本塁打を打たれると、続くコナー・カイペルにフルカウントから四球を与えたところで降板。勝利投手の権利目前で降板を告げられた。

　千賀は４回2/3を投げ、球数は96球。被安打７（うち被本塁打２）、奪三振７、四球４、４失点だった。千賀の後を受けたスティーブン・ノゴセックが後続を抑え、この回は１点で抑えた。試合は６回終了時点でメッツが13対5でリードしている。

構成●THE DIGEST編集部

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