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「凄まじい努力を重ねていた」9奪三振で2勝目! 菊池雄星の快投を支える“女房役”がその葛藤と苦悩を明かす「すべてがしびれる球だ」

THE DIGEST編集部

2023.04.17

レイズ打線を6回1失点に封じ込んだ菊池。今季2勝目をマークした。(C)Getty Images

レイズ打線を6回1失点に封じ込んだ菊池。今季2勝目をマークした。(C)Getty Images

 今季絶好調の強力打線を向こうに回し、圧巻のハイパフォーマンスだった。

 現地土曜日、トロント・ブルージェイズは本拠地でタンパベイ・レイズと対戦し、5対2で勝利。今季3度目の先発マウンドに上がった菊池雄星は6回を投げ切って1失点、9奪三振、1死球と冴え渡り、見事2勝目をマークした。

 前回登板のロサンゼルス・エンジェルス戦は大谷翔平にホームランを浴びるなど9安打6失点で無念の降板。黒星こそつかなかったものの、不安定な内容だった感は否めない。地元の『Welland Tribune』紙は「この1週間、ピート・ウォーカー投手コーチと上手く立て直しを図ったに違いない。2022年の苦難を経て、彼は先発の座を確固たるものとしたのだ」と評した。

 ブルージェイズ入団1年目の昨季は8月に先発ローテーションから外れるなど、6勝7敗1Sの防御率5.19と不本意な一年となった。だが、日本が誇る左腕がここからV字回復を示す。今季開幕前のオープン戦で7試合に登板すると、20回3分の2を投げてわずか9安打の2失点で防御率0.87をマーク。コントロールも抜群で、31個の三振を奪ってふたたびジョン・シュナイダー監督の信頼を勝ち取り、先発復帰を果たした。

 そんな菊池の葛藤と苦悩を間近で見守っていたのが、女房役のダニー・ジャンセン捕手だ。4月15日は自身28歳の誕生日。この日は攻めては2安打を放ってチャンスを広げ、守っては菊池の好投を引き出す巧みなリードを披露した。ジャンセンは「ユウセイは大きな自信を得たんだ。昨年にしたって、誰よりも高い志と目標を持って臨んでいたよ。キャンプ中から必死に取り組み、凄まじい努力を重ねてきた結果だ」と称える。
 
 レイズ戦では「明確なプランがあった」と説明する。「早い段階でカーブを投じていこうと話していた。それによってスライダーとスプリッターの鋭さが増し、速球も素晴らしかったよ」と興奮気味に振り返った。そして、「4球種すべてがしびれる球で、本当に彼のボールを捕るのが楽しいんだ。掴んだ自信は彼のメンタル面にも良い影響を及ぼしていると感じる」と続けた。

 ホームのファンからも最大限の賛辞を受けた31歳。上々の滑り出しとなったメジャー5年目、ビッグシーズンとなりそうな気配だ。

構成●THE DIGEST編集部

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