ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地４月17日、ボストン・レッドソックスとの４連戦の最終戦のマウンドに上がる。

　今季３試合に先発登板し２勝０敗、19イニングを投げ被安打６、防御率0.47。24個の三振を奪い、奪三振率は11.37と驚異の数字をマークしている。与四死球15とコントロールにやや課題を残すが、それでもスターターとしては輝かしい成績を残している。

　今季４度目の先発マウンドに臨む大谷に対し、フィル・ネビン監督は全幅の信頼を寄せている。米スポーツサイト『Yardbarker』によると、大谷について「ショウヘイ・オオタニは自分の投球にいくつかの形を加えている」と語った。

　ネビン監督は「試合中も登板の合間も彼がしている調整は、偉大な投手が行なっていることだ。彼は明らかにその一人で、より良くなるために常に努力している」と二刀流での調整に敬意を表した。

　さらに、「ショウヘイは（火曜日に）我々が見たことのないような球を投げていたよ」と17日の先発マウンドに向け、ブルペンで順調な調整をアピールしているという。今季３勝目に向けてさらに調子を上げているようで、大谷に死角はないと自信を示している。
  　二刀流スターの動向には、敵将も興味津々のようだ。レッドソックスのアレックス・コーラ監督は米球界を沸かす二刀流スターに向けて、「世界中のすべての選手に敬意を表すが、彼は最高の選手だ。常にそうでなければならない」と現地の複数メディアに語っており、対戦する指揮官すら二刀流スターの一挙手一投足に熱視線を送っている。

　４月は負けなしの大谷だが、当日はボストンマラソンが開催される影響で午前11時10分（日本時間18日の午前0時10分）に試合開始という異例な時間となっている。

　また、この試合はワールド・ベースボール・クラシックで侍ジャパンを世界一に導いた同僚の吉田正尚との「投手・大谷」としての直接対決でも注目される。二刀流スターは今季３勝目を懸け、敵地フェンウェイ・パークでどんなピッチングを披露するのか。プレイボールが待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部

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