現地4月22日、オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎が敵地でテキサス・レンジャーズ戦に先発。メジャー4試合目のマウンドで初白星を目指したが、課題の制球難を、この試合でも露呈。4四死球、2暴投の乱調で被安打7、8失点。2回1/3で藤浪はマウンドを降りた。チームも3対18で大敗し、自身は開幕から4連敗となった。
またしてもメジャー初白星はならなかった。前回登板の15日ニューヨーク・メッツ戦では6回を3失点。黒星にはなったが、メジャー初のクオリティスタートを達成し首脳陣も及第点の評価を与えたが、真価が問われた4試合目の先発マウンドで、日本人右腕はまたしても制球に苦しんだ。
初回に2点の援護をもらった藤浪だったが、先頭打者に四球を与え2死一塁で4番のアドリス・ガルシアに初球のスライダーをレフトスタンド2階席へ豪快に運ばれ、すぐさま同点に追い付かれた。
2回も1死から9番レオディ・タベラスに二塁打を浴び、さらに自らの暴投でランナーを三塁まで許すと、1番マーカス・セミエンに左安打で勝ち越された。その後も安打と死球でピンチを招き、後続にタイムリー安打を打たれる悪循環で一挙5点を奪われた藤浪は2回で早くも7失点。
3回も悪い流れは続く。ストレートとスプリットのコントロールに苦しみ、フルカウントからスライダーが外れ、先頭打者を歩かせる。続くタベラスに投じた3球目がまたしても暴投でランナーを進塁させてしまう。中ライナーに打ち取ったが、1死三塁になったところで藤浪は交代。2番手のエイドリアン・マルティネスが適時打を許し8失点となり、藤浪の防御率は14.40となった。
藤浪は3回途中(72球)被安打7、奪三振2、与四死球4(暴投2)、自責点8。リリーフ陣もレンジャーズ打線の勢いを止められず序盤で大量失点を重ね、終わってみれば3対18とアスレティックスは完敗した。
成す術なく大惨敗を喫したチームでも、現地メディアは4連敗となった日本人右腕に厳しい評価を下している。アスレティックスの地元ラジオ局『KCBS Radio』のジョー・ヒューズ氏は「今シーズン、シンタロウ・フジナミが先発した4試合でアスレティックスは39点差をつけられている」とツイッターに綴り、藤浪が先発した4試合のスコアを記載した。
同氏は藤浪の大量失点を問題視し、「13対1(ロサンゼルス・エンジェルス戦)、11対0(タンパベイ・レイズ戦)、3対2(メッツ戦)、18対3(レンジャーズ戦)。この4回の先発で合計15イニングをカバーしただけで、防御率は14.40となっている」と先発投手として十分な責任を果たしていないと強く非難している。
他にも、米スポーツポッドキャスト『Taproom Sports Podcast』でアナリストを務めているジョーダン・アレクサンダー氏はツイッターを更新。「冗談でもなんでもなく、こう言いたい」と前置きすると、「シンタロウ・フジナミは、私が今まで見たメジャーリーグの中で最悪の投手だ」と吐き捨てた。
アスレティックスのマーク・コッツェイ監督は藤浪の乱調について「フジは速球の制球に苦しんでいる」と言及。「速球でストライクを取る自信がない状態で投げている」と問題点を指摘しているように課題は明らかだ。このままの状況が続けば、当然ながら首脳陣も配置転換を含めた大きな決断を下す可能性がある。
メジャーの舞台に生き残るためにも、29歳の日本人右腕は自らの課題を解決することができるだろうか。試練は続く――。
構成●THE DIGEST編集部
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またしてもメジャー初白星はならなかった。前回登板の15日ニューヨーク・メッツ戦では6回を3失点。黒星にはなったが、メジャー初のクオリティスタートを達成し首脳陣も及第点の評価を与えたが、真価が問われた4試合目の先発マウンドで、日本人右腕はまたしても制球に苦しんだ。
初回に2点の援護をもらった藤浪だったが、先頭打者に四球を与え2死一塁で4番のアドリス・ガルシアに初球のスライダーをレフトスタンド2階席へ豪快に運ばれ、すぐさま同点に追い付かれた。
2回も1死から9番レオディ・タベラスに二塁打を浴び、さらに自らの暴投でランナーを三塁まで許すと、1番マーカス・セミエンに左安打で勝ち越された。その後も安打と死球でピンチを招き、後続にタイムリー安打を打たれる悪循環で一挙5点を奪われた藤浪は2回で早くも7失点。
3回も悪い流れは続く。ストレートとスプリットのコントロールに苦しみ、フルカウントからスライダーが外れ、先頭打者を歩かせる。続くタベラスに投じた3球目がまたしても暴投でランナーを進塁させてしまう。中ライナーに打ち取ったが、1死三塁になったところで藤浪は交代。2番手のエイドリアン・マルティネスが適時打を許し8失点となり、藤浪の防御率は14.40となった。
藤浪は3回途中(72球)被安打7、奪三振2、与四死球4(暴投2)、自責点8。リリーフ陣もレンジャーズ打線の勢いを止められず序盤で大量失点を重ね、終わってみれば3対18とアスレティックスは完敗した。
成す術なく大惨敗を喫したチームでも、現地メディアは4連敗となった日本人右腕に厳しい評価を下している。アスレティックスの地元ラジオ局『KCBS Radio』のジョー・ヒューズ氏は「今シーズン、シンタロウ・フジナミが先発した4試合でアスレティックスは39点差をつけられている」とツイッターに綴り、藤浪が先発した4試合のスコアを記載した。
同氏は藤浪の大量失点を問題視し、「13対1(ロサンゼルス・エンジェルス戦)、11対0(タンパベイ・レイズ戦)、3対2(メッツ戦)、18対3(レンジャーズ戦)。この4回の先発で合計15イニングをカバーしただけで、防御率は14.40となっている」と先発投手として十分な責任を果たしていないと強く非難している。
他にも、米スポーツポッドキャスト『Taproom Sports Podcast』でアナリストを務めているジョーダン・アレクサンダー氏はツイッターを更新。「冗談でもなんでもなく、こう言いたい」と前置きすると、「シンタロウ・フジナミは、私が今まで見たメジャーリーグの中で最悪の投手だ」と吐き捨てた。
アスレティックスのマーク・コッツェイ監督は藤浪の乱調について「フジは速球の制球に苦しんでいる」と言及。「速球でストライクを取る自信がない状態で投げている」と問題点を指摘しているように課題は明らかだ。このままの状況が続けば、当然ながら首脳陣も配置転換を含めた大きな決断を下す可能性がある。
メジャーの舞台に生き残るためにも、29歳の日本人右腕は自らの課題を解決することができるだろうか。試練は続く――。
構成●THE DIGEST編集部
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