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MLB

価値は「常軌を逸した数字」に!? WBC米代表監督が大谷翔平の“異常さ”を熱弁「野球で世界中で影響を与える」

THE DIGEST編集部

2023.04.25

二刀流を当たり前のように貫いている大谷。その凄みをWBCで目の当たりにした米代表監督が熱弁した。(C)Getty Images

二刀流を当たり前のように貫いている大谷。その凄みをWBCで目の当たりにした米代表監督が熱弁した。(C)Getty Images

 メジャー6年目を迎え、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は投打ともに一皮むけた感がある。

 エンジェルス入団当初にあった怪我も乗り越え、いまや当たり前のように1年を通して「二刀流」を通してこなしている大谷。開幕から約1か月を迎えた今季も順調なスタートを切り、投げては5先発で3勝を挙げ、防御率0.64、奪三振率12.21、WHIP0.82という図抜けた数字を記録。加えて打率こそ.266ながら、5本塁打、13打点、OPS.825とおよそ投手とは思えないアベレージを打ち込んでいる。

 今シーズン終了後に大谷はFA(フリーエージェント)になる。その意味でもここまでの活躍は、他球団への猛烈なアピールになると言える。

 では、現時点で現地の識者たちは二刀流戦士の価値をいかに見ているのか。すでに、日米のさまざまなメディアで論じられているこのテーマに新たな意見を投じたのは、先のワールド・ベースボール・クラシックでアメリカ代表を率いたマーク・デローサ氏だ。
 
 かねてから大谷を「彼を当たり前と思わないでくれ」と激賞してきた48歳は、現地4月22日にMLBの公式ネットワークメディア『MLB Network』の番組「MLB Central」に出演。そこで「今から7年間チームに置けるなら、トラウト、オオタニ、ジャッジの誰を選ぶ?」と司会に問われ、「本当に難しいが、私はオオタニだ」と回答。そして、現球界で唯一無二の二刀流を貫く偉才の価値を称えた。

「平均年俸は確実に常軌を逸脱した数字になるだろう。だって彼は世界中で野球に影響を与える可能性があるからね! まぁ、(大金を)出せるチームは少ない。(メッツの)コーエンオーナーは彼が『ノー』と言えない金額をオファーする可能性があると思う」

 図抜けた成績を残した選手を褒める際に用いられる表現のひとつである「普通ではない」。これが“常態化”している大谷。その価値はメジャーリーグの酸いも甘いも熟知する往年のスターをも脱帽するしかないレベルにある。

構成●THE DIGEST編集部

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